3月14日からウィナーズカップ前検日の3月17日まで開催されていたトラック競技の『2023UCIネーションズカップ第2戦』。エジプト・カイロで開催されていた本大会には、競輪でも活躍する選手を含む、全16人が日本からエントリーしていた。
普段多くの国際大会が屋内のベロドロームで開催されるトラック競技だが、本大会の会場となったのは”半屋外ベロドローム”。
2021年の「JICF国際トラックカップ」など、屋外競技場で開催される大会は少なくはないが、「1周250mの板張りバンク」が屋外にあることは稀だ。
本大会前のインタビューでは、多くの日本人選手が「風」を1つの懸念点として挙げていた。
2023UCI TRACK ネーションズ カップ第2戦 カイロ大会
第1戦のジャカルタ大会女子ケイリンで優勝した
佐藤水菜インタビュー pic.twitter.com/eiy4hxhzUX— JapanCyclingFederation -日本自転車競技連盟 (@JCF_cycling) March 14, 2023
佐藤水菜もその1人。風の強さを不安要素に挙げていた。屋外の競輪場で普段走っているアドバンテージについて質問されるも、競輪場とは異なる「1周250m」と言う点を指摘し、侮れないとした。
しかし現地での調整を経て臨んだ最終日の女子ケイリンでは、第1戦に続く金メダルを獲得。パリ2024オリンピックにさらに近づく好成績を残した。
弾丸直帰でウィナーズカップ参戦
3月17日までエジプトで開催されていた『2023ネーションズカップ第2戦』。女子ケイリンにて見事2連覇を果たした佐藤水菜と、女子スプリントで自身の最高記録である6位の成績を残した太田りゆ。
この2選手は、ウィナーズカップの最終日(21日・火祝)に実施される『ガールズケイリンコレクション2023別府ステージ』にも出走予定となっている。
風のある250mバンクで世界を相手に戦ったナショナルメンバーが、同じく風のある別府競輪場でどんな走りを見せてくれるのか要注目だ。