「ビーチノーマライゼーション」という言葉を聞いたことがあるだろうか?

高齢者や障がい者などを、健常者と同等に当たり前に生活できるような社会こそが正常(ノーマル)な社会であるという考え方。そして、こうした正常(ノーマル)な社会を実現する取り組みをノーマライゼーションという。

今回の記事はビーチバレーボールを通じてノーマライゼーションを実現しようとする『一般社団法人日本デフビーチバレーボール協会(略称DBVA)』が実施している「ビーチノーマライゼーション」活動をご紹介する。

なお、DBVAには(公財)JKAより聴覚障がい競技者のバランス力向上で金メダルを目指す機器開発補助事業の支援する目的で補助金が支給されている。

ノーマライゼーションの詳細は厚生労働省「障害者の自立と社会参加を目指して」ページにてご覧ください。

大分県で実施された「ビーチノーマライゼーション」

2023年2月11日と12日、大分県田ノ浦海岸にて実施された「ビーチノーマライゼーション」。

活動はビーチでのごみ拾いからスタート。和気あいあいとした雰囲気の中で進んでいく。この日はシッティングを含むビーチバレー体験、ビーチ用車椅子乗車体験、車椅子レーサー体験、義足体験、手漕ぎ自転車体験、コーディネーショントレーニング体験など、盛りだくさんな内容。

参加費は無料で、立ち寄る人々が希望すれば、その場で参加することも出来るオープンな企画だ。

トレーニングの様子

トレーニングは早稲田大学スポーツ科学術学院教授・広瀬統一氏によって実施された

ビーチでのごみ拾いの様子

ビーチバレーボールタイム!

デフビーチバレーボールの日本代表を含む選手たちも参加し、交流を深めていく。

今回の企画、運営、狙いなど、デフビーチバレーボール協会理事長・牛尾洋人さんに語っていただいた。

デフビーチバレーボール協会理事長 牛尾洋人さん インタビュー

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