2023年1月23日に発表された12人の表彰選手(佐藤水菜がガールズ優秀選手賞・国際賞の2部門で表彰されたので、実質11人)。
2月17日、表彰選手たちのコメントが発表された。ここでは自転車トラック競技元ナショナルチームメンバーの脇本雄太・新田祐大・新山響平、現役ナショナルチームメンバーの中野慎詞・佐藤水菜・窪木一茂のコメントをお届けする。
最優秀選手賞 脇本雄太
福井/94期/2年ぶり2回目
最優秀選手賞受賞は2年ぶり2回目ですが、今回は1年間しっかり競輪を走った上での受賞で、とても嬉しいです。
2022年は怪我に悩まされ、思い通りにいかない1年でもありました。でもその中で結果を出し、獲得賞金額を更新できたことは自分の中で大きなことです。賞金が高いレースで勝てたことは恵まれました。
出走本数を上げて全国の競輪場に行き、多くのお客様が見ている前で自分自身のパフォーマンスをアピールすることが、自分たちの務めでもあると思っています。
年齢も重ねてきて故障もしやすくなってくるので、体のケア、メンテナンスを考えながらトレーニングをしていきたいと思います。
ナショナルチームにいたときは専属のマッサージの方やドクター、トレーナーがいて怪我をしにくい環境が整っていたのですが、福井に戻ってからは、そういう環境を作っていくこともやっていきたいと思います。
みなさまの応援のおかげで最優秀選手賞をいただくことができました。この賞に満足することなく、高い目標をもって2023年も頑張っていきたいと思います。応援よろしくお願いいたします。
優秀選手賞 新田祐大
福島県/90期/初受賞
優秀選手賞をいただいたことを皆さまに報告でき、とても嬉しいです。
2022年はオリンピックが終わって、競輪一本に集中していくという、僕にとっては新たなスタートの年でした。前半は良いスタートを切れていたのですが、5月に落車し、怪我をしてしましました。自分に課せられた課題だと思い、早い復帰を目指してできる限りのことをやり続けました。
復帰後の後半戦、10月の寬仁親王牌ではグランドスラムがかかっており、「絶対に優勝する」という強い気持ちを持って全力で挑んだ結果、優勝することができました。北日本4車で挑んだKEIRINグランプリ2022では勝つことができませんでしたが、思い出に残る良いレースが沢山できた1年だったと思います。
オリンピックに出場したことで「苦しみを乗り越えた先に得られるものがある」ということを実感しました。2023年は諦めない気持ちで頑張っていきたいと思います。たくさんの人に応援されるような選手を目指して、頑張ります。
特別敢闘選手賞 新山響平
青森//107期/初受賞
特別敢闘選手賞を受賞できて素直に嬉しいです。みなさまのおかげだと思ってます。
2022年前半は思うように結果を出せず苦しい時期が続いたのですが、ナショナルチームを引退して、競輪に専念してから少しずつ良い状態に持っていくことができて、結果が出てきたのでよかったと思います。
初タイトルの競輪祭優勝はとても嬉しかったのですが、それ以上にファンの方々や北日本の先輩方のおかげという、感謝の気持ちでいっぱいでした。
自分は位置取りなどまだまだ課題があるので、今度はしっかり自力でG1優勝できるよう、そして年末のKEIRINグランプリ出場を目指して頑張っていきます。S級S班らしい走りで目指していきますので、応援よろしくお願いいたします。