「年間獲得賞金額」とは

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賞金の主な内訳

では、2022年に1億円を突破した選手たちは、どんなレースに勝ち、賞金を積み上げていったのか。

7選手それぞれの『KEIRINグランプリ2022』での賞金と、2022年に優勝したグレードレース(G1・G2・ G3)での優勝賞金*を見ていこう。

※以下の賞金額は主にKeirin.jpの「賞金表(2022年度版)」を参照したもの。なお、選手たちが掲げる賞金ボードには副賞が含まれており、賞金表の金額と異なる場合がある(例:古性のオールスターの賞金がボードと賞金表で違うが、Keirin.jpにて賞金表に副賞が含まれていることが言及)。また優勝賞金は、各開催の決勝で1着を獲った選手に与えられるもの。従って優勝選手が開催全体で獲得した総額はより高額となる。

1位:脇本雄太

東京オリンピック後、トラック競技に区切りをつけ競輪一本で臨んだ2022年。日本選手権競輪とオールスター競輪の2つのG1タイトルを獲得。その他G3での3回を含む、年間優勝数「11」で挑んだ『KEIRINグランプリ2022』も制し、前人未到の3億円突破を成し遂げた。

『KEIRINグランプリ2022』

優勝:118,800,000円

G1(年間優勝2回)

『第76回日本選手権競輪(G1)』:71,370,000円
『第65回オールスター競輪(G1)』:51,680,000円

G3(年間優勝3回):計12,020,000円

開催 開催日 優勝賞金
玉野 3月26日〜29日 3,810,000円
松戸 6月9日〜12日 3,830,000円
向日町 9月24日〜27日 4,380,000円

その他F1優勝:6回

前人未到の3億円超え 脇本雄太が年間獲得賞金3億584万2300円を達成/KEIRINグランプリ2022(平塚競輪場)

2位:古性優作

G1初タイトルを獲得し、初出場のKEIRINグランプリでも優勝した2021年。S級S班として挑んだ2022年では、「全日本選抜競輪」にて優勝しグランプリへ1番乗りを決めると、「高松宮記念杯競輪」でも優勝。ディフェンディングチャンピオンとして出場した『KEIRINグランプリ2022』では脇本と連携し、ワンツーフィニッシュを決めた。

『KEIRINグランプリ2022』

2着:25,200,000円

G1(年間優勝2回)

『第37回読売新聞社杯全日本選抜競輪(G1)』:29,930,000円
『第73回高松宮記念杯競輪(G1)』:34,420,000円

KEIRINグランプリ2022一番乗りは古性優作!全日本選抜競輪(G1)最終日レース結果 /取手競輪場

地元・古性優作が2022年2つ目のG1制覇 高松宮記念杯競輪(G1)最終日レース結果/岸和田競輪場・6月19日

3位:松浦悠士

G1優勝こそしていないものの、「サマーナイトフェスティバル(G2)」や地元記念の「ひろしまピースカップ(G3)」で2連覇を飾り、コンスタントに好成績を収め3位にランクイン。

『KEIRINグランプリ2022』

5着:8,540,000円

G2(年間優勝1回)

『第18回サマーナイトフェスティバル(G2)』:12,800,000円

G3(年間優勝5回):計21,330,000円

開催 開催日 優勝賞金
奈良 2月10日〜13日 3,810,000円
川崎 4月14日〜17日 4,380,000円
富山 8月20日〜23日
岐阜 9月1日〜4日
広島 12月15日〜18日

松浦悠士が史上初の2連覇!2022年夜王の称号を獲得 第18回サマーナイトフェスティバル2022(G2)/7月19日玉野競輪場

4位:郡司浩平

ホームバンク川崎での記念開催を含むG3優勝3回に加え、「共同通信社杯(G2)」では完全優勝を達成。

同じく地元神奈川県の平塚で開催された『KEIRINグランプリ2022』では、脇本・古性の連携にあと1歩迫るも3着でのフィニッシュとなった。

『KEIRINグランプリ2022』

3着:15,300,000円

G2(年間優勝1回)

『第38回共同通信社杯(G2)』:28,500,000円

G3(年間優勝3回):計12,570,000円

開催 開催日 優勝賞金
和歌山 1月9日〜12日 3,810,000円
川崎 4月14日〜17日 4,380,000円
熊本 in 久留米 9月24日〜27日

「逃げて勝つ」郡司浩平が完全優勝!『第38回共同通信社杯(G2)』最終日レース結果/名古屋競輪場・9月19日

5位:佐藤慎太郎

40代後半に差し掛かるもS級S班の最年長選手として2022年を戦い抜き、G3開催でも2回の優勝を挙げ、4年連続8回目となる『KEIRINグランプリ2022』への出場を果たした。

『KEIRINグランプリ2022』

7着:7,050,000円

G3(年間優勝3回):計8,190,000円

開催 開催日 優勝賞金
静岡 2月3日〜6日 3,810,000円
平塚 4月7日〜10日 4,380,000円

佐藤慎太郎(福島・78期)通算取得賞金15億円達成

6位:守澤太志

異なる脚質が求められるロード種目やトラック中長距離種目にて成績を残していた学生時代から、短距離を争う競輪へ転向した守澤。自身の長所を生かした走りで、約2200人がひしめく競輪界のトップ集団に上り詰めた。

S級S班3年目となった2022年では、G3・F1開催にて1回ずつ優勝。『KEIRINグランプリ2022』では失格となってしまったものの、1年間コツコツと賞金を積み重ね、ランキング5位に入った。

『KEIRINグランプリ2022』

失格

G3(年間優勝1回)

開催 開催日 優勝賞金
四日市 11月10日〜13日 4,380,000円

その他F1優勝:1回

7位:平原康多

優勝こそ手にしていないものの、KEIRINグランプリへ13回の出場を経験している平原康多。佐藤慎太郎とともに40代に突入した2022年でも4つのG3を制覇。

10年連続の出場となった『KEIRINグランプリ2022』では4着でフィニッシュし、8桁の賞金を獲得。2年連続の1億円達成を成し遂げた。

『KEIRINグランプリ2022』

4位:10,300,000円

G3(年間優勝4回):計16,380,000円

開催 開催日 優勝賞金
大宮 1月15日〜18日 3,810,000円
大垣 3月10日〜13日
武雄 4月23日〜26日 4,380,000円
弥彦 7月28日〜31日

過去10年の1億円達成者・23年ぶりの快挙

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