20周年を記念し、賞金が1億円に
KEIRINグランプリと言えば、賞金最高額の1億円が優勝者に与えられるレース。しかし開催当初からこの9桁の賞金が設けられていた訳ではない。
KEIRINグランプリの優勝賞金が、初めて1億円に達したのは2004年(副賞含む)。開催20周年を記念するとともに、競輪界の活性化を図ることを目的として、前年(2003年)の優勝賞金額から3,000万円が引き上げられた。ちなみに第1回大会の賞金は、1,000万円。
「KEIRINグランプリ2004」を制し、当時史上最高額の優勝賞金を手にしたのは小野俊之(大分・77期)。年間183,537,300円を獲得し、当年の獲得賞金最高選手となった。
KEIRIN.jp ニュース(2004年11月18日)
KEIRINグランプリ2013特設サイト
KEIRIN.jp Q&A, 2021年版競輪年間記録集 P.9
開催回数は立川が最多、平塚が2番目
毎年同じ競輪場で開催されるG1レースと異なり、KEIRINグランプリは年々によって複数の競輪場で開催されてきた。
しかし例年、会場を務める競輪場はだいたい同じ。以下のように、37年間で5箇所が使用されてきた。
会場 | 開催数 |
立川 | 20回 |
平塚 | 8回 |
京王閣 | 5回 |
静岡 | 2回 |
岸和田 | 1回 |
※1989年のみ中止。全36回。
第1回が開催された立川競輪場が最多の20回。2番目の平塚競輪場は、『KEIRINグランプリ2022』で9回目の開催を迎える。
なお、『KEIRINグランプリ2023』は立川競輪場にて行われる予定だ。
年末はKEIRINグランプリへ!
本記事では「KEIRINグランプリ」の歴史や成り立ちについて簡単にご紹介してきた。
選手はもちろん、競輪場や賞金などについて深掘りすると、違ったドラマが垣間見えるかもしれない。競輪の頂点を決める「KEIRINグランプリ」は、競輪を観戦する上で自分の楽しみ方を見つける絶好のチャンス。
ぜひお見逃しなく、ご覧いただきたい。
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