毎年12月末に実施されている、競輪界最大のレースシリーズ「KEIRINグランプリシリーズ」。若手No.1を決める「ヤンググランプリ」、ガールズ選手No.1を決める「ガールズグランプリ」、そしてその年をトップで駆け抜けた選手たちの内から”最強”を決定する「KEIRINグランプリ」が、それぞれ一発決勝のレースで実施される。

ではそもそも「KEIRINグランプリ」はいつ、どのようにして始まったのか。その歴史や成り立ちについて簡単にご紹介していく。

第1回目は1985年

立川競輪場, 関東カップ HPCJC スポニチ杯,F1

初めて「KEIRINグランプリ」が行われたのは1985年。記念すべき第1回は立川競輪場にて、現在と同じく12月30日にされた。

競輪の発祥とされる「第1回競輪祭(1951年)」から約35年が経過した当時の競輪界は、数年続きの売上下降傾向にあり、求心力のある企画が必要とされていた。

そこで、「夢・華・話題性」のある全国的なイベントを世に送り出すことを目指し、KEIRINグランプリが誕生。現在6つあるG1開催よりも”若い”レースなのだ。

当時トラック競技の世界選手権で9年連続優勝を果たしていた中野浩一(福岡・35期・引退)が、初代優勝者に輝いている。

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