JKAが毎年発行している「競輪年間記録集」。月刊競輪WEBにて閲覧可能な記録集だ。

各年度の競輪に関するあらゆる記録が掲載されている本書(2021年版)から、今回は「年間勝利数・優勝回数」にフォーカス。

「勝利数」と「優勝回数」って何が違う?

新山響平, 最終日12R, 競輪祭, 小倉競輪場

競輪各開催の実施期間は主に3日〜6日間。各日のレースの成績に応じて翌日のレースに進出していく。

この各日のレースで1着を取った回数が「勝利数」。4日制の開催の場合、1人の選手は最大4回勝利するチャンスがあり、レースの数だけ勝利選手がいる。

一方の「優勝」とは、各日のレースを上位で勝ち進み、最終日の決勝で1着を取ること。

また、予選から決勝までの全レースで1着を取り優勝することを「完全優勝」と言い、4日制の開催で完全優勝すると、勝利数は「4」、優勝回数は「1」となる。

ガールズケイリンでは1日で完結する単発レースも頻繁に行われているが、この単発レースで1着をとった場合は、勝利数・優勝回数ともに「1」となる。

そもそも年間何レースに出走している?

『KEIRINグランプリ2021』に出場した9選手(2022年度S級S班の選手)が、2021年に何レースに出走したのか調べてみた。

選手名 府県/期別 年間出走数
古性優作 大阪/100期 68
平原康多 埼玉/87期 69
郡司浩平 神奈川/99期 73
佐藤慎太郎 福島/78期 92
松浦悠士 広島/98期 100
守澤太志 秋田/96期 76
宿口陽一 埼玉/91期 75
清水裕友 山口/105期 79
吉田拓矢 茨城/107期 74

S級S班が2021年に出走したレース数は、平均約78レース。

1ヶ月間で約6.5レースに出走していることになる。各開催は主に3日間〜6日間かけて開催されるため、1ヶ月に約2開催に出場している計算だ。

参照:KEIRIN.jp>選手検索>通算成績(出走数)

ガールズケイリン

では、ガールズケイリンではどうだろう。今回は2021年の年間獲得賞金ランキングで上位7位に位置した選手が、同年に何レースに出走したのかを調べてみた。

選手名 府県/期別 年間出走数
高木真備 ※引退 東京/106期 75
児玉碧衣 福岡/108期 75
石井寛子 東京/104期 90
小林莉子 東京/102期 94
尾方真生 福岡/118期 89
坂口楓華 京都/112期 96
大久保花梨 福岡/112期 87

2021年に出走したレース数は、平均約86レース。1ヶ月間で約7.2レースに出走していることになる。

参照:KEIRIN.jp>ランキング>獲得賞金・2021年・女子

2021年、最も勝ったのは誰?

1/2 Page