中野慎詞SSの壁は高く、吉田拓矢が優勝

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中野慎詞「単純に力だけでは勝てない」

Q:後ろからの攻めは作戦でしたか?

今日は後ろから攻めるという作戦でした。それが上手くいかず、苦しい展開になってしまいました。早い段階から前へ出て勝負をしようと思っていましたが上手くいかず、でもこれがレースだと思いますので、今日の反省を次の共同通信社杯に活かせればと思います。

Q:初のグレードレース4日間の感想は?

9車もあるし、S級S班が出るレースはとてもレベルが高くて、単純に力だけでは勝てない、これから技術を身に付けなければ戦えないと分かりました。

Q:今日の反省点は?

吉田選手が上がってきた時のことです。あそこで早目に引いて上がっていくのか、そのまま自分で切るのか、そういった判断になってくると思います。

Q:連勝が止まったことについては?

初日から言っていますが、連勝に関しては気にしていません。何も思っていないです。勝ちたい気持ちで走って、それが結果に繋がってきただけです。今回は勝ちたいという気持ちだけでは(結果が)叶わなかったというだけです。

Q:次は初のG2となります。

今日の反省をしっかり活かすということ、4日間の反省を活かして同じミスはしないということ。元からチャレンジャーですし、挑む気持ちをもって臨みたいと思います。

吉田拓矢「今日は美味しいところを持っていった」

Q:レースはどうでしたか?

自分としては連日感触が良くなく、何とか決勝に乗ったという感じでした。今日は機材の設定を変えて何とか優勝を狙えるかなと思っていました。

Q:初手で中野選手が前を取らなかったのは意外でしたか?

そうですね。そして結構皆で警戒しながらのレースをして、勢いのある新人に対して可哀想なことをしたという気持ちはあります。もっと納得のいく勝ち方が出来ればと思います。

Q:最後は内側でした。

最後は内で勝負するしかなく「空いてくれ~」と思ったら空いたので、そこを逃さないようにいきました。力勝負ができたら良かったですが、まだまだ僕が未熟でした。最後は美味しいところだけ持っていった形になりました。

新山響平「僕より中野が悔しい」

作戦ミスですし、地元で悔しい結果になってしまいました。僕より中野が悔しいと思うので。(彼は)もっと自分のレースができたと思いますが、気を使ってもらって早目に仕掛けてもらったし、申し訳ないです。

郡司浩平「脚が削られていた」

最後は仕掛けられれば良かったのですが、(中野を)警戒するがあまりに脚が削られていたのが正直なところです。こういう決勝戦など、レベルが高くなればなるほど厳しさを感じていますので、地に足をつけて頑張りたいと思います。共同通信まで少ししかありませんが、少しでも調子が上がるようにやっていきたいと思います。