佐藤水菜選手優勝インタビュー
Q:優勝おめでとうございます!連日、力強い走りを見せてくれました。
ガールズケイリンを走れる機会が少ないので、その中で、自分が今出せる力を120%出せたと思います。
Q:どのような作戦を考えていたんでしょうか。
前が尾方選手と児玉選手という自力の強い2人でしたので、尾方さんより先に出よう、と。尾方さんが先行するならすかさず行って、残り1周でも行かないようなら尾方さんが仕掛けにくいタイミングで行こうと考えていました。
Q:駆けた時はどのような感触だったんでしょうか。
人の動きじゃなくて自分のタイミングで踏めていることが、私のアドバンテージだと思います。自信を持って前だけを見てました。
Q:先頭に出てからはどうでしたか?
後ろが強い自力選手ということで、後ろから並ばれてもフィニッシュ前で抜かれないような走りをしようと思っていました。自分の得意な戦法のひとつでもある走りができたと思います。
Q:3日間走る中で、感覚の変化などはありましたか?
日に日に緊張感が増していました。余計に眠れない日が続いたんですけど、こういう高いレベルで戦えるのは貴重な機会ですし、そんなことは言っていられないなって。気持ちで乗り切った感じです。それ以外の無駄なことは省きました。
3日制レースは3日かけてコンディションを整えられるので、今の自分にとっては助かるレース形態だったなと思います。
Q:去年(2021年)のこの開催では3着でした。この1年でどのような変化がありますか?
今の自分は「アジアチャンピオン」という称号を背負っています。責任が生まれたからには負けられない、勝たなきゃいけないと感じます。アジアチャンピオンとして2回目の大きな場でしたが、優勝できたことはすごく大きいです。
お客様の前で走れる機会は本当に少ないですけど、その少ない機会の中で「目に見える成長」をお見せできたらと思っています。いろんな戦法ができる選手になりたいと思っているので、1レースごとに色んな私を見ていただけたらと思います。
Q:ファンの皆さんに一言お願いします。
天候が悪い中、たくさんの応援ありがとうございました!皆さんの応援が力になって、1周逃げ切ることができました。
このあとは8月にオールスターがあるので、そちらも応援よろしくお願いします。
7着:太田りゆコメント
ちょっと迷っちゃって。水菜が行ったタイミングでかなり並走になっていたので、「ここで行くべきじゃない」と思って踏みやめてしまいました。結果としてはそこでついて行くべきでしたね。
普段自力なので、あそこでどういう判断をすればいいのかが難しかったのかなと思います。良い舞台だったのに人任せにしてしまって、つまんなかったなあという部分がありますね。
次は地元のオールスター。選んでもらったので思い切りの良いレースをしたいなと思うんですが、一方で勝ちにこだわりたい部分もある。競技の方もあるので、ちょっと考えたいと思います。