「走り続けるアスリート篇」15秒

様々なスポーツで大成したバックグラウンドを持つ選手たちが「競輪」を走っている。

彼ら、彼女らが競輪に来たということ、そこには自身が携わってきた競技に“終止符”を打ち、そして新たな道を歩むことを選んだという事実がある。

競輪を選んだ理由は何なのか。そして競輪選手として生きる今はどうなのか。

他競技経験者としてのバックグランドを持つ選手たちにフォーカスしていく『BACK to the STAGE』

「こんなスポーツ、他にないだろ?」がキャッチコピーの2022年度競輪CM連動企画。

第1弾はスピードスケート出身、競輪選手として活躍し、オリンピックでのメダル獲得を目指す梅川風子選手をご紹介する。

勿体ない精神

他のスポーツで活躍していた選手が競輪でトップを目指している。誰もが「何故?」と思うだろう。シンプルな質問を投げかけると、笑顔で梅川選手は答えてくれた。

「この体力、フィジカルを捨ててしまうのは勿体ない……この太ももは捨てられない……活かすしかないでしょ!」

梅川選手はスピードスケート出身。スケート時代は紆余曲折あり、将来を有望視されている中で高校を中退、それでも大学に進学してスピードスケートに再挑戦し、全日本学生選手権で優勝、学生日本チャンピオンまで上り詰めた実績を持つ。

しかし心身共に燃え尽きてしまった。

1本の電話から始まった競輪選手への道

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