梅川風子
トラック競技選手と競輪選手の二足のわらじを履く選手。
幼少期からスピードスケートに取り組んでおり、大学時代には全日本選手権での優勝も果たした。
その後競輪選手に転身し、2017年にプロデビュー。競輪選手として活動する傍ら、トラック競技ナショナルチームにも所属し、2021年のトラックネーションズカップでは銅メダルを獲得している。
松井宏佑
同じくトラック競技選手と競輪選手の二足のわらじを履く、元スピードスケート選手。
小学校の時は地元のスケート少年団に所属。中学時代は陸上と水泳を夏に取り組むも、冬はスケートをしていた。その後はスケート1本に力を入れ、世界ジュニア選手権などにも出場し4位入賞などの実績も残してきた。
その後、2018年に競輪選手としてデビュー。デビュー後は史上3番目の速さでS級へ特別昇級。トラック競技ナショナルチームに所属し、自身初の国際大会で優勝を収めるなど、当初より活躍している選手だ。
参照:Keirin.jp
橋本聖子
東京2020オリンピック・パラリンピックにて組織委員会会長を務めた橋本聖子も、スピードスケートと自転車トラック競技で活躍した元選手。
オリンピックでは、1984年のサラエボ開催・スピードスケートにて初出場し、続く3大会に連続出場。1992年のアルベールビル開催では、1500mで銅メダルを獲得。本種目では日本人初のメダリストとなった。
さらに、1988年のソウル開催にて自転車トラック競技の選手として初出場し、続く2大会にも連続出場。自転車競技ではメダル獲得とはならなかったが、冬・夏季合わせて7度のオリンピックに出場。
スピードスケートとトラック競技の二足のわらじを履く、パイオニアとなった選手だ。
参照:Olympics.com
ロリーヌ・ファンリーセン
オランダ出身の女子短距離選手。
スピードスケートの選手としてバンクーバーオリンピック(2010年)の1,000mで銅メダルを獲得する程のトップ選手だったが、2014年に自転車トラック競技への転向を発表。
その後、トラックワールドカップや国内選手権で多くのメダルを獲得。
2016年のリオ開催にて自転車トラックオランダ代表として初出場。続く東京2020オリンピックでも出場を果たすも、ケイリンの予選でアクシデントに巻き込まれてしまい棄権となっている。
2017年〜2019年では短期登録選手としてガールズケイリンにも出走。日本の競輪ファンにも馴染み深い選手だ。
ロリーヌ・ファンリーセン選手プロフィールはこちら
参照:Olympics.com , EuroSports, Keirin.jp
ジョージア・シマリング
カナダ出身の女子中長距離選手。
19歳の時にカナダのアルペンスキー育成チームに選ばれ、自身初となったバンクバーオリンピック(2010)ではアルペンスキー競技にて3種目に出場。ソチオリンピック(2014)ではスキークロスに種目を移しながらも、2度目の出場を果たした。
そして2015年のスキー世界選手権にて手首を負傷したことをきっかけに、自転車トラック競技への転身を決意。
カナダのトラック競技育成プログラムで才能を見出され、2016年にはチームパシュート種目の代表選手となり、トラックワールドカップ(香港)で優勝、世界選手権で銀メダル獲得を果たした。さらに同年のリオオリンピックでもチームパシュートで銅メダルを獲得する。
しかしスキーへの情熱が消えたわけではなく、リオオリンピック後にはスキークロスのトレーニングを再開し、ワールドカップなどに出場。平昌オリンピック(2018)に向けた代表選手入りもほぼ確実なものにしていた。しかし、不運にも事前の大会にて両足を負傷してしまうアクシデントに見舞われ、3度目の冬季オリンピック出場は叶わず、スキークロスからの引退を発表。
そしてスキークロス引退発表から約4ヶ月後、トラック競技選手として復帰。チームパシュートにてトラックワールドカップでの銀メダル、東京2020オリンピックでの4位入賞などに貢献した。
計4度のオリンピックにて、3つの異なる競技に出場するというカナダ人初の快挙を遂げ、2021年9月に引退を発表した。
ちなみに「UCI eスポーツ世界選手権2022」に出場している。
参照:Oympics.com , カナダオリンピックチーム公式サイト, CBC