優勝・古性優作
Q:フィニッシュしたときの率直な気持ちは?
「直線長かった……」ですね。本当に長く感じて「あれ来えへん、来えへん、あ、来た」みたいな感じでした。1着だったことはフィニッシュした瞬間にわかりました。ファンの方の声援も凄かったです。
Q:どのようにレースを運ぼうと考えていましたか?
初手が一番後ろだったので、そこから組み立てていきました。難しい展開になったんですが、ジャン(残り1周半の打鐘)からは想定通りにレースが進んだかと思います。残り1周、ちょっと詰まりすぎて一瞬ミスった感じがあったんですが、もう1回踏んで捲ることができました。
Q:踏み出した後は、早く「ゴールが来い」と?
そうですね、「(フィニッシュラインが)なんで来えへんのかな」って思いながら。
Q:KEIRINグランプリは初出場でしたね。
出場したことのある選手からは「また出たくなる舞台だよ」と聞いていました。走ってみて、改めて素晴らしい舞台だと実感しましたし、自分の力を一滴も余すことなく走れたと思います。1人では心細いと感じましたので、来年は自分が近畿勢を引っ張って頑張っていきたいなと思います。
Q:2022年の1年間は、グランプリ優勝者として1番車で走ることとなりますね。
ちょっと荷は重いですね(笑)どんどん近畿勢を引っ張れるような選手になりたいと思います。
Q:この優勝をどなたに一番に伝えたいですか?
家族、そして近畿勢の先輩方です。みんな連絡をくれましたし、そのプレッシャーを楽しんで走るのは二流選手だと思っています。プレッシャーをしっかり背負って走れたので、皆さんに感謝しています。1回目にG1を優勝した時もOGの郡山(久二)さんに練習をつけていただきましたし、本当にいろんな方に感謝しています。
Q:賞金1億円ですが、使い道は考えていますか?
本当に何も考えていなくて……特に欲しいものもないので、強くなるための投資に使いたいと思います。デビューした時からKEIRINグランプリを目指していて、まさか獲れるとは思っていませんでした。
Q:ファンの皆様に一言お願いします。
来年は1番車に恥じないようなレースで、近畿勢を引っ張っていける選手になりたいです。すごくファンの皆様の応援が聞こえていて、長い直線でそれを聞きながら不思議な感覚になっていました。ファンの皆様に本当に感謝したいです。
2着・平原康多
前の2人は悔しそうな顔をしてくれましたが、3人が3人出し切ったわけですから、清々しい負けです。また来年頑張ります。
3着・郡司浩平
(残り半周で)詰まったので絶対来ちゃうなと思いました。スイッチしてと思ったんですが、ダメでしたね。満足いく走り自体はできました。また来年もお願いします。
4着・佐藤慎太郎
イチかバチか最短の方を取ったけど、平原がイメージしていた動きではなかったですね。平原の外……は郡司に当たっちゃう可能性があったので避けたくて、平原の内を選択しました。うまく行けば2着まで行けたかもしれませんが、車券に貢献できなかったのは悔しいです。
グランプリは4番車だね!だから俺も第2希望は4番車にしてたんだけど……(笑)
また勝ちたい気持ちがフツフツと沸いています。またこの舞台で走りたいし、表彰台に乗りたいですね。この気持ちがある限りは上で戦えると思うので、また明日から頑張ります。
5着・松浦悠士
場所を探したんですが、内が空いてなくて外に踏んだ形でした。だいぶ遠かったですね。結果を出したかったですけど、それは相手も同じ気持ちですから。