ガールズグランプリ2021

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 共同インタビュー

Q:スタートで牽制気味になり、結果的に石井寛子選手が先頭で、高木選手は2番手の位置。理想はどの位置だったのでしょうか?

外枠だったので、どの位置が取れるかわからないと思いつつのスタートでしたが、できるだけ前の位置を狙いたいと思っていました。2番手から見極める形となりました。

Q:なかなかレースが動かず、残り1周半あたりから小林優香選手が先行しました。

小林優香さんの先行は予想外でした。前の(石井)寛子さんが飛びつくのか、自分が行くのか……という部分を見極められたので、落ち着いていたと思います。

Q:結局小林優香選手が1人で、という形になりました。

後ろからの仕掛けがないと思ったので、いけると思ったタイミングで思い切って仕掛けました。3コーナーの手前までには並べるように、と考えていました。

Q:小林優香選手を乗り越え、後ろに小林莉子選手がいて……どのあたりで勝利を確信したのでしょうか?

フィニッシュまでわからなかったので、とにかく全力で踏みました。フィニッシュした瞬間は嬉しかったです。

高木真備, ガールズグランプリ, KEIRINグランプリ2021 静岡競輪場

Q:「3年前と同じ5番車で、3年前のリベンジを」とのお話がありました。今の率直なお気持ちは?

「グランプリで優勝」ということだけを考えて1年間走っていましたので、それを達成できて嬉しい気持ちです。そしてたくさんの方に支えられてここまで来れて、感謝の気持ちでいっぱいです。

Q:苦労した1年というお話もありました。

ビッグレースでひとつも優勝できなかったという点、そして競輪祭の前は順位がギリギリで、1戦も落とせないというプレッシャーで苦しい思いをしました。ファンの方に「グランプリを獲ってね」と言ってもらったことが支えになりました。身近なところでは高木隆弘(神奈川・64期、練習仲間のリーダー)さんがずっと練習を見てくれて、気持ちの面でも技術の面でも全て教えてくれたので、もう感謝しかないです。

Q:高木(隆弘)さんに見ていただくようになったのは何年前くらいからでしょうか?

デビューして2年目くらいからなので……もう5年以上はお世話になっています。

Q:自転車を変えたという点も大きかったのかなと思いますが。

新型(黒いフレーム)は9月くらいから使っていました。競輪祭まで2ヶ月くらい乗り込んで、ビッグレースで試してみた結果、良い部分と悪い部分を自分の中で把握しました。その結果、TR9(ピンクのフレーム)にしました。高木さんとも相談して「TR9が一番良いんじゃないか」と。

ずっと一緒に戦ってきた自転車でこのビッグレースを獲れて、私も嬉しいし、自転車も喜んでいると思います。

Q:この喜びをどなたに伝えたいですか?

私が強くなれたのは本当に高木さんのおかげなので、早く会って報告したいです。

Q:会見の際、賞金はお世話になった方への恩返しにというお話をされていました。車の方はどうされますか?

そうですね……これからゆっくり考えます(笑)

Q:来年の意気込みをお願いします。

一番の目標であり夢だったグランプリに勝てて嬉しく思います。来年もビッグレースでたくさん優勝して、またこの舞台で優勝争いができるよう頑張ります。