車好き競輪選手の愛車を紹介する「KEIRIN DRIVE CLUB」の第2弾。

元ガングロギャル、ガールズケイリン選手、華やかなルックスと世界で活躍をする実力。太田りゆを表す言葉は沢山あるが、そんな彼女が相棒へと選んだのは、レトロなルックスとタフな走行性能で根強い人気を誇るトヨタFJクルーザーだ。

FJクルーザーはV6 4.0Lガゾリンエンジンを搭載。パートタイム4WDやリヤデフロックを採用、ランドクルーザープラドと共通のラダーフレームを持つ本格派のSUVだ。往年のFJ40型ランドクルーザーをモチーフとしたレトロモダンなデザインが特徴で、2006年に北米で販売が開始。日本でも販売を望む声が高まり、2010年には待望の日本国内発売が開始された。

初めての愛車はエスクード

太田りゆの初めての愛車は、デビュー後すぐに買ったスズキ エスクード。中古で60万円程だったという。ナショナルチームへ所属する選手は伊豆への居住が必須条件であり、車が生活必需品のエリアだ。

「私は競輪学校(現:競輪選手養成所)を卒業してから免許を取りました。免許を取ってから1週間後、埼玉から伊豆へ引っ越しの為に運転した際は、脇汗をかきながら運転していたほどです。

エスクードを買った1週間後ぐらいに、実はブノワ(ナショナルチーム・テクニカルディレクター)のハーレーをぶっ飛ばしちゃったんです。運転に慣れていない中、伊豆ベロドームに運転して行ったんですが、ブノワのハーレーが後ろに駐めてある事へ気づかずにバックし続け、1撃で壊しました(笑)」

そんな波乱と共に始まった太田りゆのカーライフ。デビュー直後で貯金がある訳でもなく、エスクードは借金をしての購入となった。しかし完全優勝と好成績を残した事もあり、2場所ほどのレース賞金で完済することができた。

それから約1年後、ついに憧れのFJクルーザー購入へと至る。

自分への誕生日プレゼントで憧れを実現

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