努力が裏づけする強さ

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ベースアップに費やした1年

女子マディソンに梶原悠未とともに出場する中村妃智は、延期を受けて1年の長さに打ちひしがれたが、その1年はあっという間に過ぎ去った。この1年、持久力、パワー、スピード、全体的なベースの底上げを行ってきた。

しかし、250mバンクに32人が詰め込まれる高密度でのレースは、2020年世界選手権以降参戦できていない。

今年5月のネーションズカップにて、梶原と中村が一緒に走る機会は得られた、が参加チームが圧倒的に少なかった。少々の不安は残るものの、それは他国も同じ。

「自転車競技で強豪国となっていく過程に携わりたい」と過去のインタビューで夢を語った中村。

成し遂げたいitは「自転車競技をメジャーに」MAKE it HAPPEN 中村妃智編

母国開催でのオリンピックという憧れの舞台に挑戦できることに感謝し、「自転車競技の普及にも、自分の活躍で少しでも力になれたら」とメダル獲得に意欲を向ける。

クレイグヘッドコーチは、「彼女は隠し玉。普段は優しいイメージですが、レースとなるとファイティング精神が溢れる」と中村を評する。技術や戦術が結果につながるマディソンという種目で、中村のアグレッシブな走りに期待したい。

オリンピックでメダルを獲る意味

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