現在31歳の脇本雄太。『トラック世界選手権2020』ケイリンで銀メダリストとなり、東京オリンピックでの日本代表入りが期待されている。準備万端で迎えるはずであった東京オリンピックの延期を、脇本はどの様に受け止めたのか。
新型コロナウイルス感染拡大の影響により東京オリンピックが延期となり、今後のレース日程のメドも立たない状況の中、自転車トラックナショナルチームのメンバーはどのように過ごしているのかをお伝えする『お元気ですかナショナルチーム企画』。ナショナルチームの現状をお伝えする。
第2弾は脇本雄太選手に話を伺った。
※インタビューは2020年4月28日に実施しており、記事公開時点で状況が異なる場合もあります。
世界選手権を振り返り
Q:まずは世界選手権で自身初の銀メダル。周りの反応はどうだったか、その点から質問させて下さい
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周りからは「おめでとう」と言われても「まだオリンピック出場は確定してないんですけど・・・」と返すような、やりとりが多かったです。
しかし、仮にオリンピックへ出場出来るとして、その点を含めた自信にもなったし、悪い感じではありませんでした。僕の中で新たな目標も出来て、良い意味で「オリンピック出場権獲得に向けて頑張ります」と言えたので良かったです。
Q:銀メダル獲得を最も喜んでくれた人は?
現地で観てくれていた妻が、一番喜んでくれました。
一番嬉しかったメダルは「世界選手権の銀」ではなく・・・
Q:世界選手権のメダルは飾っていますか?
いいえ、部屋の何気ないところにかけてあります。そもそも、あまり飾ろうという気持ちもなくて。
https://twitter.com/yuta_wakimoto/status/1238371049290383362
「世界選手権の銀メダルよりも、初めてワールドカップで獲った金メダルの方が嬉しかった」という気持ちもあるんですよね。それと比べたら・・・って感じになっちゃいます。
その時の金メダルはケースを買って保管しています。後で飾ろうかなという気もありますが、オリンピックなど全てが終わってからと思っています。