2日目

土曜の朝は、いつも撮る側で、撮ってもらえない深谷さん(笑) のために写真をたくさん撮りました。

練習走行の時バンクの上にいると、いろんな選手から「写真はお前だったのか」と声をかけてもらって、少し嬉しかった(笑)

いざ、レースが始まると、緊張感も高まる。レースをする側の緊張も分かるけど、メディアとして少しでも格好良く伝えたい。失敗が許されない緊張感から、日本人選手のレースだけ、シャッターを押す指が何回か震えちゃった(笑)

特に脇本(雄太)さんのケイリン決勝は、最終周回で脇本さんが勝つことが分かった瞬間、ピントの位置を捲りの外側に持って行き、優勝の瞬間をバッチリ撮りたかったけど、やっぱり緊張しちゃった(涙)

ピントは奥にいるドーキンスへ合ってしまった・・・

何百枚も撮影した中から、使える写真ってわずか数枚。それを選別したり、編集する時間だったり・・・そして、それを記事にする人がいたり。とにかく今まで見えなかった仕事が、そこにはゴロゴロあった。

今までとは違う、写真を撮るという角度で色んな選手を間近で見ると、選手としての自分も勉強になる部分があった。

選手をサポートするスタッフもそう。各自の仕事はもちろん、スタッフ同士が協力し極力選手に負担をかけない。選手はレースだけに集中する。BMXは、まだここまでの完全な体制がないから、自分でやらなきゃいけないことが多い。でも、結果もちゃんと残しているから、全てが繋がっているんだなと、実感。

メディアの方々は夜寝る暇が無いことにも驚いた。次々来るレースの結果、翌日にはまた違うレースが始まる準備・・・。スタッフの方々は選手のために、おにぎりを作ったりと、色んな観点から今回のトラックワールドカップを見ることができた。

選手のために、こんなにも多くの人が動いている。だから、レースを見守る方が断然緊張するんだなと思った。選手としてレースする緊張感を知ってるからこそ感じたことだと思う。

そんな濃い週末を送らせていただいた。

日曜日の決勝レースまで居れなかったのが残念だけど、一緒に戦い、辛いトレーニングも共にしたチームメイトが結果を出している姿から、たくさんの活力をもらった!

ありがとうございました!また機会があれば、またカメラマンしたいです(笑)

トラックワールドカップ第1戦の記事一覧

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Photo & Text : 長迫吉拓