「Make it happen」……~it~を成し遂げる
オリンピック代表応援特設サイトが現在公開中だが、サイト内ではオリンピックへ向けて、それぞれの「it=成し遂げたいこと」について話を伺う。
リザーブだった東京大会から3年、チームパシュートでのメンバーとして選出された今村駿介。挑戦だけで終わることなく、視線はその先にある景色をはっきりと見据えている。
今村駿介の「it」~挑戦のその先へ~
「僕が成し遂げたいitは、『挑戦のその先へ』です。
これまで、なかなか結果が出ない時期もありましたが、結果よりも過程を重視して、ひたすらトレーニングを続けてきました。
その答え合わせとして、今回のオリンピックがある。今自分がやれることのすべてを、パリで最大限にぶつけてきたいと思います。
『その先へ』という言葉を加えたのは、先を目指して進む追い抜きの競技である、チームパシュートにピッタリの言葉だと思っているから。
それに、挑戦自体は今回のオリンピックの後もずっと続いていきますからね」
挑戦の先に、必ず得られるものがある
——前回のオリンピックでは、リザーブ選手としての選出。今回は2023年世界選手権オムニアムで銅メダルを獲得。今村駿介は着実に、その先へと進んでいる。
「東京の時は、選考に負けるべくして負けた、という感じです。
今回、オムニアムの種目でも出場を狙っていたのですが、今シーズンはやりきれなかった部分もありました。同じチームパシュートのメンバーである窪木一茂選手がオムニアムの出場選手に選ばれましたが、窪木選手は今年で35歳。
僕が同じ歳になる時を考えると、ブリスベンオリンピック(パリ→LA→ブリスベン)の年なんです。だから、僕はまだまだやれることは山積みだと思っています」
——まだまだ先にある道を繋げて行くためにも、今回の挑戦が重要な意味を持つ。
「これまで通ってきた道を、感じてきた想いを、今回のパリですべて表現することが目標です。必ず、そこから得られるものがあるので。そしてその先にある夢に向けて、挑戦は続けていきます。続いていくんです」