『2023アジア選手権トラック』ではチームパシュート・エリミネーション・オムニアムの3種目で優勝した橋本英也。2023シーズンに入ってから好調を保ち続ける橋本だが、そのメンタルはとにかく軽やかだ。
自転車を愛し、自転車に生きる橋本。そのスタンスを伺うと同時に、8月に迫った世界選手権に向けての思いも語っていただいた。
自転車で伊豆ベロドロームまで通勤
Q:今日も自転車でいらっしゃってますが、朝のライドは楽しいですか?
ちょっと眠いですけど好きです!朝は空気が新鮮でいいですね。車だと、運転してる間ずっと眠いままなのですが、自転車だと体を動かす分徐々に目が覚めていきますよね。そこも良いなと思います。
Q:自転車で伊豆ベロドロームに行って、午前の練習が終わったら、今の季節だとちょうど激暑になってる時間ですよね?帰りとか大丈夫なんでしょうか?
それはもう、ヒートトレーニング(暑い場所でのトレーニング)だと割り切っています。練習するのが仕事みたいなものですからね。自宅からベロドロームまで、1時間くらいかけて走っています。
Q:先日は修善寺でのイベント(FM IS 10周年感謝祭)にも参加していました。
はい、楽しかったです!ラジオ局のお祭りにゲストとして呼んでいただいて、自分の活動やどんな競技をしているのかなどを話させていただきました。現地には自転車乗りの格好をした方など、自転車のファンも来てくれてましたね。
Q:そういったローカルな活動も必要ですよね。
必要であればぜひ参加します!
自転車を中心に暮らすこと
Q:2023シーズンに入り、調子を上げてきている橋本選手ですが、アジア選手権でも大きな存在感がありました。その「調子の良さ」をキープする要因のようなものはあるのでしょうか?
要因は……「自転車を中心にする」ことかもしれないです。生活をするにしても、何をするにしても、常に頭の片隅に自転車のことを置いておく。そうすれば下手なことはしないですからね。自転車を第一優先として暮らしておくことが良いんじゃないかと思います。
シーズン最初の沖縄合宿からしっかり取り組んできました。それが繋がっているのかなと思います。
Q:アジア選手権のオムニアムは「ハラハラドキドキをありがとう」な展開でしたが、狙っていましたか?
アジア選手権は体力的にも余裕があるので、わざと安全率低めに走っている部分がありました。最後のポイントレースが重要ですし、エリミネーションで落ちても大丈夫という意識もちょっとありました。
Q:ハラハラドキドキするレース(笑)
それが面白いところでしょう(笑)