決意の先に掴んだもの
Q：オリンピックに未練はありませんか？
未練がないかというと……やっぱり出たかったですけど。でももう、チャンスはないと思っています。ナショナルチームに戻る選択もないです。でも2023年の全日本選手権には出る予定です。（長迫）吉拓がブリヂストンに入ったので、チームスプリントをやるかもしれないです（笑）
Q：競輪に集中して、競技の練習を競輪用に最適化した結果、G1が獲れたのでしょうか？というのも、以前「自分はどっちも中途半端だ」とおっしゃっていたので、道を絞った結果なのかどうかが気になっています。
中途半端だったと思います。競輪一本に絞ったから、「競輪で結果を出すしか自分の存在価値が無いんじゃないか」とは思うようになったと思います。競技で結果を出せたら良かったのですが、そうはなれなかった。「どっちかで結果を出せればいいや」という考えが中途半端の原因だったと思います。
今は競輪に振り切れています。それが結果につながったのかはわからないですが……競輪祭の決勝は勝ちにこだわって、結果を求めた答えが「新田さんの番手」を導き出しました。
成田和也
成田さんからは「責任重大だから」と言われました。自分でも言う前から思ってましたけど、これで優勝できなければ二度と番手を回ることもないだろうなって。だからこそ成田さんの言葉が責任、プレッシャーとしてのしかかりましたね。でもそれでより気合が入りました。
初の大舞台を前に
Q：KEIRNグランプリに向けて、何か特別なことをしてますか？機材やトレーニング、ゲン担ぎなど。
変えずにやっていくつもりです。メニューも組んでるので、それをこなしていくだけですね。
Q：初めての大舞台、意気込みを聞かせてください。
逃げ切り、ですね。どこから駆けるかが重要ですね。
Q：脇本選手対策はありますか？
ワッキーに自分のレースをさせなれば僕の勝ちですよね。今までのやり方を崩してやれば、勝ち目があるかなと思います。
グランプリが近づくにつれて、あまり考えてはいなかったのですが、じわじわと気持ちが上がっています。
Q：昨年の古性優作選手もそんなことを言って、グランプリで優勝しましたね。
古性さんは、それだけの脚がありますから。でも僕は、古性さんは「あるな……」って思ってましたよ。とにかく落車せず、走り切りたいです。
『KEIRINグランプリ2022』唯一の初出場選手として北日本の先頭を担うであろう新山響平選手。
全てを出し切る先行の末に栄冠をつかみ取ることはできるのか。
KEIRINグランプリ2022インタビュー
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