「くじ運」だけが課題じゃない、ケイリン

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「まだ足りない」

Q:会場は大盛り上がりでした。観衆の熱気によるプレッシャーなどは?

全然なかったです。僕としてはやりやすい雰囲気で、「盛り上がって良かったなー」って感じでした。

地元フランスの選手への応援がすごかったので、それを「逆に黙らせてやろう」みたいな気持ちでした。フランスの選手が同じ組だった時は、すごく燃えましたね。

Q:パリオリンピックがいよいよ近づいています。今の段階でパリに向けて率直に思うことは、なんでしょうか?「いける」なのか「まだ足りない」なのか。

「まだ足りない」ですね。単純な脚力の差が大きいことは今年も感じましたし、自分としてはこの1年とても伸びたと思っているんですが、世界も同じように強くなっています。来年の世界選手権で表彰台に上がれるようじゃないと、オリンピックでは勝負ができないと思います。

パリより先のことは、正直考えていません。だからそこに向けてしっかりと頑張って行かなければと感じています。

フランスで黙々とペンキをぶちまける男

寺崎浩平, TERASAKI Kohei, ジェイソン・ニブレット, NIBLETT JasonJPN, 1st Round, Men's Keirin, 2022 Track World Championships, Saint-Quentin-en-Yvelines, France

Q:次のシーズンも期待しております。最後に、フランス生活のおもしろエピソードがあれば聞かせてください。

おもしろエピソード……女子は練習後にカフェとかに出かけてたんですが、僕は全然外に出なかったんですよね。だからおもしろいと言うほどのことは特になくて……

ずっと部屋でスプラトゥーンしてました。

Q:フランスで黙々とスプラトゥーンをしてたってのは、それはそれでおもしろいと思います。

(笑)

2022世界選手権トラック 日本人選手の成績一覧