世界トップライダーたちの引越し作業を密着取材!
トラック競技界の世界トップライダーたち。世界選手権やオリンピックのメダリストが一箇所に集う…しかも、日本の田舎にだ。
競輪の短期登録制度で来日した外国人選手達が共同生活を送る、最初の日に密着取材。トラックの上では見せない、彼らが持つ普段のお茶目な姿を沢山垣間見る事ができた。
ホテル住まいの日々から、安住の地へ
およそ1週間に及ぶ競輪学校での講習を受け、来日した選手たちには無事に短期登録選手のライセンスが発行された。これでホテル住まいは終わり。ここから本格的な日本での生活が始まるということで、野に放たれた獣…ではなく巨大な選手たちの1日に密着した。
ホテルのチェックアウト前、ロビーでPCを操作するグレーツァー選手がいた。世界アンチドーピング機構(WADA)がいつでもグレーツァーをチェックできるように、自分の居場所を詳細に打ち込んでいるという。
身長190cmのグレーツァー選手にかかるとPCもタブレットの様に小さく見える。実はこのPC、去年のトラックパーティーでの優勝賞品。「もらえたのは嬉しいんだけど、最初の設定が日本語だったんだ。それを英語にするのに苦労したよ(笑)」とのこと。
そして無事に交付された競輪の免許を見せてくれた。
平均身長189cm、大男4人が共同生活
今回共同生活を送るのはテオ・ボス、マティエス・ブフリ、マシュー・グレーツァー、ジョセフ・トルーマンの4人だ。トマシュ・バベクとサム・ウェブスターの2人は、別に部屋を借りるという。
共同生活を送るため、準備をするのも選手自ら行わなければならない。早速移動開始だ!
ボスを筆頭に車で移動する選手たち。ハイエースだろうが何だろうが、この人たちが乗ると小さくなってしまう。
さて、これからおよそ6ヶ月の戦いの拠点となる家に到着!
…趣があるというか、なんというか…
皆さんきちんと靴を脱ぎます。
玄関を開けると、何と巨大なペンギンがお出迎え。
そして、皆より1日早く家に来ていたマティエス・ブフリも出てきた。開口一番「ココすっげー寒いぜ!寒すぎてTシャツ5枚、ズボンを3枚も重ね着したよ(泣)」と。
布団は無かったの?と聞くと、薄いブランケット数枚しかなかったそうで、そりゃあそうだと納得。そもそも何故厚めの布団を用意しておかなかったのか…