魅了の太田りゆ、私のケイリン
スプリントは、すごい先輩がチーム内にいますので。魅了されちゃってるんで、太田りゆ選手に。あれはもう魅了の域ですね。
Q:チーム内にそういう存在がいることは大きいですよね。
大きいです!スプリントでは太田選手を相手にしたら、練習でも大会でも「打つ手がないな」と思ってしまうほどです。自分の中で探したくても見つからない、難しい種目という感じです。そういうこともあって、私はケイリンで頑張りたいって思います。
Q:ケイリンは意識が違いますか?
ケイリンは楽しいです。自分のテリトリーというか、自分のやりたい事をできる種目だと感じます。
「この人もこの人も強いな、どうしよう」って思うくらい、みんな強いんですよ!でも強くて当たり前だし、その中に入ってしまったものだから模索するしかないですね。その中でどうしたらいいかな、と。
どうしたら勝てるかなんて考えられなかったですよ。世界選手権は特にそうです、予選から勝てないかもしれないし。そのために練習を頑張ろう!っていう感じですね。
目標は「リベンジ」
Q:目標としているタイムは?
10秒台後半を目指していかないと勝てる世界ではないので、11秒台を切ることを常に目標としています。
Q:アジア女王になったことで変化はありますか?
何もないです、上を目指す中でただ一つの通過点です。アジアチャンピオンの座を得たことで、やはり責任感は生まれましたけど……。その責任感を背負う場面はこれからなので、今はあまりっていう感じですかね。
Q:次の目標は?
目の前は、世界選手権ですね。リベンジしたいと思っていた1年だったので。
前回の世界選手権からここまで、あっという間でしたね。去年(2021年)もあっという間だったんですけど、今年もあっという間でした(笑)ちょうど1年前が香港のネーションズカップだと思うと、すごい成長はできてるし、怒涛の1年だったなと思います。成長の幅はすごかったと、自分でも思います。
Q:成長した、という点はフィジカル面?メンタル面?
フィジカルかな。上がりタイムが上がったこと、練習に対してのモチベーションが変わりました。世界戦の1ヶ月前ぐらいからタイムが出るようになって、今もそれと似たようなタイムが出せるので、すごく楽しんで、上を見て走れています。