ケイリン金メダルの裏側

2/3 Page

魅了の太田りゆ、私のケイリン

アジア選手権トラック2022, 女子スプリント, 決勝

太田りゆ

スプリントは、すごい先輩がチーム内にいますので。魅了されちゃってるんで、太田りゆ選手に。あれはもう魅了の域ですね。

Q:チーム内にそういう存在がいることは大きいですよね。

大きいです!スプリントでは太田選手を相手にしたら、練習でも大会でも「打つ手がないな」と思ってしまうほどです。自分の中で探したくても見つからない、難しい種目という感じです。そういうこともあって、私はケイリンで頑張りたいって思います。

Q:ケイリンは意識が違いますか?

ケイリンは楽しいです。自分のテリトリーというか、自分のやりたい事をできる種目だと感じます。

「この人もこの人も強いな、どうしよう」って思うくらい、みんな強いんですよ!でも強くて当たり前だし、その中に入ってしまったものだから模索するしかないですね。その中でどうしたらいいかな、と。

どうしたら勝てるかなんて考えられなかったですよ。世界選手権は特にそうです、予選から勝てないかもしれないし。そのために練習を頑張ろう!っていう感じですね。

目標は「リベンジ」

佐藤水菜 SATO Mina, RKD, Qualifying, Women's Sprint, 2022 Track Nations Cup, Milton, Canada

Q:目標としているタイムは?

10秒台後半を目指していかないと勝てる世界ではないので、11秒台を切ることを常に目標としています。

Q:アジア女王になったことで変化はありますか?

何もないです、上を目指す中でただ一つの通過点です。アジアチャンピオンの座を得たことで、やはり責任感は生まれましたけど……。その責任感を背負う場面はこれからなので、今はあまりっていう感じですかね。

Q:次の目標は?

目の前は、世界選手権ですね。リベンジしたいと思っていた1年だったので。

Women's Keirin Podium / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, SATO Mina(JPN)佐藤水菜

前回の世界選手権からここまで、あっという間でしたね。去年(2021年)もあっという間だったんですけど、今年もあっという間でした(笑)ちょうど1年前が香港のネーションズカップだと思うと、すごい成長はできてるし、怒涛の1年だったなと思います。成長の幅はすごかったと、自分でも思います。

Q:成長した、という点はフィジカル面?メンタル面?

フィジカルかな。上がりタイムが上がったこと、練習に対してのモチベーションが変わりました。世界戦の1ヶ月前ぐらいからタイムが出るようになって、今もそれと似たようなタイムが出せるので、すごく楽しんで、上を見て走れています。

めくるめくインドワールド

2/3 Page