ゴツいカメラマンがいる・・・

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新田カメラマンに質問!

Q:今回の目的を改めてお聞かせ下さい。

まず長迫選手が、過去にトラックの世界選手権やワールドカップなどに応援にきてくれていました。わざわざ国を超えて応援に来てくれたこともあり、僕としては力になったし、嬉しかった。恩返しというわけではないですが、素直に応援したい気持ちで来ました。

また「人の戦う姿を客観的に観てみたい」ということもあります。あとはBMXを生で観たことが無いということ、このタイミングを逃したらもう機会は無いのではないかということがありました。

Q:応援したいということですが、バレないようにカメラマンに変装しては本末転倒では?

前に本人に聞いたことがあるのですが、長迫選手自身は「頑張れ」と応援された方が力になるみたいです。でも集中しているところを邪魔をしたくないというか、自分が行くことで長迫選手の気持ちが少しでも緩んだりしたらマズいと思うので、なるべくいつも通りの大会にしてあげたいと思っています。本当は顔を出しに行きたいですけどね。

ですから「こそ~っと」やっています(笑)

長迫吉拓 2020全日本選手権BMXレース

新田カメラマン提供の「こそ〜っと」撮った写真

Q:カメラマンのお仕事体験的な部分ではどうですか?

レンズのせいもありますが、カメラが重いです(笑)

新田祐大 2020全日本選手権BMXレース

深谷知広選手から借りたというとても大きなレンズ

あと僕たち選手は一瞬、コンマ1秒で勝負が決まることがあるのですが、カメラも同じだと感じています。一瞬のチャンスを逃すと焦点が合わなかったり、通り過ぎてしまったり、自分の求めているアングルにならなかったり・・・レースに近い緊張感を持ちながらやっています。

「うわっ!来てる!!」

そしてレースを撮り続ける新田カメラマン。バレないように長迫選手に近づくこともしばしば見受けられた。レースは長迫選手が見事に優勝。そして表彰台後ならば身バレしても問題ないだろうと新田“カメラマン”が近づいていくと・・・

ソーシャルディスタンスを守りながらのサプライズとなった。そしてこの2人は11月5日~8日に前橋で行われる全日本自転車競技選手権大会トラックで同チームとして走ることもあれば、戦うことにもなる。

新田カメラマンは全日本トラックで選手として走っているため、会場の様子は我々が撮る写真、生で観戦(できます)、もしくはライブ配信で皆様には楽しんでいただきたい。