4月末にイギリスにて開幕した、BMXレースの2019年UCIワールドカップシリーズ。第4戦はオランダ・アーンヘムにて晴天の中開催された。男子は長迫吉拓が自身5年ぶりの決勝進出を果たし、女子も畠山紗英が3大会連続の準決勝進出となった。

長迫吉拓は自身のTwitterへ「個人的にオリンピックに向けて大きなステップでした!」と手応えを感じるコメントを投稿。三瓶将廣監督によるレースレポートをお届けする。

UCI BMXスーパークロスワールドカップ第3-4戦

大会期間:2019年5月10日(金)~5月12日(日)
開催場所:オランダ・アーンヘム

長迫が8位でゴール 男子エリート(ジュニア混走)

前日は1/16決勝で敗退となった日本チームであったが、長迫吉拓が順調に勝ち上がり、2013年以来5年ぶりに決勝進出。決勝は後方での展開となり、8位でゴールとなった。

準決勝を目標としていた日本チームにとっては、今シーズン第1戦での準々決勝進出に続いて、大きな1歩となった。

中井飛馬やジュニアの増田と橋本は、前日から順位を上げることができず、チームとしてもコンスタントな通過と、複数名の準決勝進出が今後の課題となる。

男子決勝映像

畠山が総合9位 女子エリート(ジュニア混走)

前日の第3戦に続き、畠山紗英が準決勝へ進出。決勝進出まであと1名のところもまで順位を上げるも、結果は5位、総合9位でゴールとなった。

今シーズン4戦中3戦にて日本人が準決勝へ駒を進め、コンスタントな通過が可能になってきた。シーズン後半では決勝進出を目標としていきたい。

今シーズンから東京オリンピックへ向けた国内選考も兼ねていることから、これまで以上にプレッシャーのかかる大会となっているが、着実な勝ち上がりに集中し、来シーズンは男女共に複数回の決勝進出を目指していきたい。

次回第5−6戦大会は、フランス・パリにて6月に開催予定。

今大会も国内から多大なる応援・サポートをいただき、ありがとうございました。

文:三瓶 将廣(監督)

(TEXT :JCF