4月19日から21日に広島で開催されたFISE Hiroshima 2019ならびにBMXフリースタイル・パークのワールドカップ初戦。4月21日に男女の決勝が行われ、中村輪夢(りむ)が男子初のワールドカップ表彰台となる2位となった。
中村輪夢が男子初のワールドカップ表彰台となる2位
予選3位、準決勝7位で決勝進出を果たした中村は、高さを活かした空中技を中心にミスのないランを見せ、1回目に91.80、2回目に92.40を記録しその時点で2位。最終組の選手に上回られることなく日本勢初の表彰台とメダルを獲得した。
ワールドカップは今季3戦が予定され、今大会はその初戦。オリンピックの出場枠(日本は開催国枠1)の確保へ向けたポイント獲得を目指し、各国から世界チャンピオンやワールドカップ上位常連が揃うハイレベルな争いとなった中、価値ある銀メダルとなった。
女子は大池水社が上位と僅差の4位。予選で転倒するなど、完璧な仕上がりではない中で実力を見せた。またフラットランドでは男子は片桐亮が、女子は片桐光紗季がそれぞれ優勝した。
BMXフリースタイルパーク 男子決勝結果
1位 Brandon LOUPOS(オーストラリア)95.80
2位 中村 輪夢(日本)92.40
3位 Logan MARTIN(オーストラリア)91.10
リザルト:http://fise.fr/en/fise-world-series-2019/fise-hiroshima-2019/results/bmx-freestylepark-3131
BMXフリースタイルパーク 女子決勝結果
1位 Hannah ROBERTS(アメリカ)91.25
2位 Lara Marie LESSMANN(ドイツ)84.12
3位 Perris BENEGAS(アメリカ) 84.00
4位 大池 水杜(日本)81.75
リザルト:http://fise.fr/en/fise-world-series-2019/fise-hiroshima-2019/results/bmx-freestylepark-3112
「ベストに近いものができたが、まだまだ伸びしろがある」
中村輪夢(京都 ウイングアーク1st)のコメント
「率直に嬉しい。まずは自分のベストのランをすること、そこに結果がついてくると思った。決勝は現状ベストに近いものができたが、まだまだ伸びしろは感じている。次のワールドカップ(フランス、モンペリエ)へ向けてそこを仕上げていきたい。
オリンピックまでに世界で表彰台に乗りたいと考えていたが、想像より早いタイミングで達成できた。これがオリンピックへ向けたよいステップになるよう、次もいい結果を残し更に盛り上げ行きたい。」
(TEXT:JCF)