2025年11月28日から11月30日にかけて、『UCI BMXフリースタイル ワールドカップ』の最終戦が茨城県境町にて開催された。
ワールドカップシリーズの締めくくり、そして年間ランキングが懸かる重要な1戦だ。世界各国から強豪ライダーが集結した本大会の結果をお伝えする。
フラットランド 男子

片桐悠
障害物のない平地で様々なトリックを魅せる種目「BMXフラットランド」。
男子には12人が出場するなか、現世界チャンピオンである片桐悠が落ち着いたラインディングで予選、準決勝をトップ通過。

片桐悠
兄である片桐亮も高得点をマークするも、3分間の1発勝負の決勝で光るパフォーマンスを見せたのはアルカンシェルを纏う片桐悠。
持ち技の高難度トリックの数々を高い精度で決めていき、見事優勝を手にした。

荘司ゆう
また、シリーズ全体では、荘司ゆう(今大会4位)が年間2勝の成績でシリーズタイトルを獲得し、日本の強さを世界に示す結果となった。
片桐悠 コメント
今年最後の大会が日本で開催されることもあって、優勝してシーズンを締めくくりたいという気持ちがありました。
会場の走路も今までのワールドカップシリーズの中で1番良かったので気持ちよく乗れました。個的には 2 回のミスはありましたが、抑えのルーティンではなく攻めのライディングで、93 点の高評価されたことがすごく嬉しかったです。
フラットランド男子 リザルト
| 選手名 | 所属 | ポイント | |
| 1位 | 片桐悠 | GLOW | 93 |
| 2位 | 片桐亮 | 88.33 | |
| 3位 | 大嶋蓮 | 84 |
フラットランド 女子
男子同様、2025年の世界選手権で表彰台を獲得した戸髙千翠、本村果鈴、吉村想花らの世界トップクラスの国内ライダーが集結した女子。

本村果鈴
予選では、本村が戸髙を抑えてトップ通過。
予選トップ4による決勝でも本村の勢いは衰えず、正確なコントロールと高難度のトリックを決めていき、優勝を飾った。

宮嶋歩菜
2位には2024年の世界チャンピオンである宮嶋歩菜、3位には2024年のワールドカップシリーズ王者の鈴木 仁奈が続いた。

戸髙千翠
戸髙(今大会4位)の世界選手権優勝など、日本女子勢は際立つ活躍をシーズン通して披露し、今大会でもその層の厚さと全体の競争力の高さを改めて世界へ示すこととなった。
本村果鈴 コメント
今年度最後の大会が自国開催という事もあり気合いを入れて挑みました。
たくさんの声援の中、少しミスもありましたが最後は落ち着いて楽しくライディングができ、自分自身へのプレッシャーに打ち勝っての優勝が 1 番嬉しかったです!
そばで支えてくれた父をはじめ、応援してくれた皆様に心から感謝しています。
フラットランド男子 リザルト
| 選手名 | 所属 | ポイント | |
| 1位 | 本村果鈴 | motelworks | 86.33 |
| 2位 | 宮嶋歩菜 | 73 | |
| 3位 | 鈴木仁奈 | 72.66 |





