パリ2024オリンピック。大会8日目の8月2日は、BMXレーシング(男女)の準決勝〜決勝が実施され、日本からは畠山紗英が出場した。
勝ち上がりルール
BMXレーシングは男女ともに初日(8月1日)に1回戦(準々決勝)〜敗者復活戦、2日目(8月2日)に準決勝〜決勝が開催される。日本からは女子に畠山紗英が出場。
準決勝は2組に分かれて実施され、同じメンバーで3レースを行う。各選手にレースの着順がそのままポイントとして加算され、3走終了後にポイント合計が少ない8選手が決勝に進出(仮に3走全て1着の選手は3ポイント)。
決勝は一発勝負。勝ち上がった8選手から優勝者が決定する。
女子BMXレーシング 準決勝
1回戦(準々決勝)の1走目で落車してしまったがその後挽回し、敗者復活戦を経て勝ち上がった畠山。準決勝では2組目で出場となった。
夕刻のオレンジ色の光が差し込む中でのレース。一列横並びでスタートする中、畠山は全体の真ん中のゲートナンバー5からの出走となる。
ゲートナンバー5からのスタートは走路を塞がれやすい。1走目、スタートダッシュで遅れを取った畠山は一度は6番手まで上がるも、最終コーナーで追い抜かされ7着でフィニッシュ。2走目は思うように前に出られず8着。3走目も7着となり、決勝進出は成らなかった。最終順位は16位。
決勝
3走とも1着の圧倒的強さを見せて勝ち上がったのは、オーストラリアの榊原爽とイギリスのベサニー・シュリーバー。この2人は初日の準々決勝も3連続1着となっている。
決勝戦でも良いスタートダッシュを見せたのは榊原。1コーナー目ですでに後続を大きく引き離し、そのままトップで駆け抜け堂々の1位を飾った。
東京オリンピックでは落車でレースを後にした榊原。フィニッシュ後は男子決勝で銅メダルを獲得したロマン・マユー(両者のオリンピック公式プロフィールでパートナーであることが紹介されている)が抱擁で迎え入れた。
最終結果
順位 | 選手名 | 所属 | |
1位 | 榊原爽 | SAKAKIBARA Saya | オーストラリア |
2位 | マノン・フェーンストラ | VEENSTRA Manon | オランダ |
3位 | ゾエ・クラッセンス | CLAESSENS Zoe | スイス |
16位 | 畠山紗英 | 日本 |
畠山紗英コメント
「コーナーを攻め切ることができていれば、もう1歩順位を上げることが できたはずなので、その点で悔しさが残るレースとなりました。東京とはまた違った悔しさが 残る大会となりましたが、今回の経験をまた次に繋げたいという気持ちは湧いてきています。ここで立ち止まることなく、また1歩踏み出すことで次回は決勝に進み、その先にあるメダル を狙いたいと思っています。
今回、改めて皆さんの応援、サポートの大切さを感じました。今度 は結果で恩返しして皆さんに良い報告ができるよう頑張ります」