パリ2024オリンピック。大会6日目の7月31日は、BMXフリースタイル（男女）の決勝戦が実施され、ホセ・トーレス ヒルとデン・ヤーウェンがそれぞれ初優勝。日本から出場した中村輪夢は東京2020大会と同順位となる5位を獲得した。

男子BMXフリースタイル

初日（7月30日）に予選が実施され、男女それぞれ9選手が勝ち上がった決勝ラウンド。日本からは男子に東京オリンピックで5位だった中村輪夢が出場した。

全体の6位で予選を突破した中村。決勝戦には東京オリンピック金メダリストのローガン・マーティン（オーストラリア、予選3位）、地元フランスで中村も代表発表記者会見で言及していたアントニー・ジャンジャン（予選5位）も進出したが、彼らを上回りダレン デイビット・キーラン ライリ（イギリス）、クリストファー・マルクス（アメリカ）といったオリンピックデビューの面々が上位に名を連ねた。

スタートリスト（PDF）

中村が新技を披露 最終5位

予選の平均点とは異なり、決勝は2本の走行のどちらか1方の良い点数が最終ポイントとして反映される中、中村は1本目で新技を披露し90.35の好ポイントで暫定3位につける。

しかし直後には開催国フランスのアントニー・ジャンジャンが93ポイントを超えるパフォーマンスを見せ、メダル圏外となってしまう。中村は2本目も新技を組み込んだ形で攻めていくと90.89ポイントと1本目を越えるパフォーマンスで会場を沸かしたが、上位3人を超えることは出来ず、最終成績を5位とした。

中村輪夢コメント

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「悔しいですけど、今できる自分の力として悔いはないです。やりたかったことが100%出し切れたわけではないのですが、ここに至るまでやれることはやってきた上で自分がこの位置だったということです。

2本目のランでは、もう少しポイントを伸ばせたと思いますが、それほど伸びなかったので、帰ってからまた見直したいと思います。今は、このままでは終われないという気持ちです」

東京2020オリンピックでも5位、今大会も5位となった中村。三度目の正直、ロス2028オリンピックに向けて夢を追いかけていく姿勢を改めて表明した。

最終結果

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女子BMXフリースタイル

予選を1位で勝ち上がったのは、東京オリンピックで銀メダルだったハナ・ロバーツ（アメリカ）。続く予選2位&3位はそれぞれオリンピックデビューとなるデン・ヤーウェン&サン・ジャーチの中国勢。9人中5人が初オリンピックのメンバーで決勝戦が争われた。東京大会金メダルのシャーロット・ウォージントン（イギリス）は予選突破ならず。

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優勝を勝ち取ったのは中国のデン・ヤーウェン。アジアから栄冠を手にした。

最終結果

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次のレース予定

大会7日目となる8月1日はBMXレーシング（男女）の1回戦〜敗者復活戦が開催予定。日本時間では8月2日の3:00からスタートとなる。

日本からは女子に畠山紗英が出場予定。テレビでの放送はないが、TVerやNHK特設ページなどで配信が予定されている。詳しくは以下の記事にて。