男子

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女子エリート 丹野の逆転劇、3度目のチャンピオンに

女子は2020チャンピオンの丹野夏波、2021チャンピオンの酒井亜樹(Deux Roues Elite Team)、そして今年は海外から畠山紗英が帰国し、この3人に瀬古遥加(iRC TIRE)を加えた4人が出場した。

予選を3回走り、畠山は動きに精細がなかったため、予選の動きから丹野か酒井が有力とされた決勝。メンバーは出場人数が規定に満たなかったためエリート/U-23/ジュニアの混合レースとなった。

丹野夏波(エリートクラス)
酒井亜樹(エリートクラス)
畠山紗英(エリートクラス)
野村凪沙(Ace Race Australia Factry Team/U-23クラス)
籔田寿衣(大阪体育大学/U-23クラス)
西村寧々花(GAN Trigger/ジュニアクラス)
浅見渚(モトクロスインターナショナル/ジュニアクラス)

レースが始まるとスタートダッシュで主導権を握ったのは酒井。身体一つ抜け出し、第1ターンを抜けていく。

酒井を2番手で追うのは丹野。第2ターンを抜けるとレースは2人の一騎打ちとなる。

第2ターンから最終ターンの間に、徐々に前との差を詰めていく丹野は最終ターンで外から攻めていく。内に酒井、外に丹野で並走となるが、ターンの立ち上がりで酒井が落車。ライバルのいなくなった丹野が単独でゴールラインを駆け抜け、2年ぶり自身3回目の日本タイトル獲得を果たした。

2位は畠山、3位に酒井というエリートクラスの最終結果となった。

混合レースだったため、このレースでU-23では野村凪沙が、ジュニアでは西村寧々花がそれぞれ当該カテゴリーで先着し、チャンピオンの座を得た。

野村凪沙(女子U-23)

西村寧々花(女子ジュニア)

丹野夏波選手 インタビュー

Q:おめでとうございます。今の気持ちを聞かせてください。

激しいレースも多かったので、その分、このジャージを着た時は感動というか、嬉しい気持ちでした。

Q:酒井選手に前に出られている中のでのレースでした。振り返るといかがでしたか?

このような展開でのレースが続いていたので、2番目に付いても焦らずに、抜くチャンスは絶対あると思っていました。最後に良い感じで入れたので、あとはもう気持ちで勝負しました。

Q:畠山選手も出場していました。そういった面でレースのレベルが上がったということはありましたか?

畠山選手が出場する国内大会は本当に久しぶりだったので、良い緊張感の中でレースが出来たのではないかと思います。

Q:この先の目標は?

2024年のパリオリンピックに出場してメダルを獲得できるように、来年以降のワールドカップ、エリートクラスで決勝や表彰台に乗りたいと思っています。

Q:このタイトルは弾みになりますか?

この苦しいレース、2年ほど酒井選手に勝てていなかったで中で勝てたというのが、これから世界で戦うための自信になったかと思います。

Q:改善した部分、気持ちの持ちようなどは?

自分の課題を認めるというか、スタートで前に出れない点が課題なのですが、課題をネガティブに取るのではなく、そこからどういうレース展開に持っていくかというように気持ちを持っていくようにしていました。

Q:では、抜き返したポイントを狙っていたということですか?

そうですね。「あそこしか無い」と思っていました。

Q:タイトル奪取への想いはありましたか?

去年勝てなかったことが本当に悔しかったので、今年こそは勝つという強い気持ちがありました。

Q:今後の課題は何でしょうか?

スプリントです。スタートダッシュが課題なので、もっと強化しないといけないと思っています。

エリート、U23、ジュニアチャンピオンたち(西村寧々花・野村凪沙・丹野夏波・島田遼・増田優一・木内彪凱)

セレモニーで噴射されるお祝い吹雪は、風に飛ばされてしまった

お祝い吹雪がかからなかったけど、音にビビったチャンピオンたち

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