長迫吉拓、コラム始めました〜BMXワールド・カップ参加編〜

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長迫吉拓、コラム始めました。

Photo by 三瓶 将廣

こんにちは!長迫吉拓です。

今回から、僕がコラムという形で、トラックやBMXの情報発信できる場をMoreCadenceさんに頂いたので、みなさんに伝わっていない(と思われる)BMXの裏側やトラック競技との両立、写真などなど、東京オリンピックまでに僕のできる情報を発信をしていければと思います!

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Photo by 三瓶 将廣

まず初回としてお届けするのは2018年3月31日、4月1日にフランスのサンカンタン・アン・イブリーヌで行われたBMXのスーパークロスワールドカップ第1戦と第2戦について。

BMXのワールド・カップ「スーパークロスワールドカップ」

今年からフォーマットが変わったスーパークロスワールドカップは全8戦。

毎年やってくる不安感やワクワクする緊張感から始まる開幕戦。僕にとっては、トラック競技との両立を始めて2シーズン目。

ここ2年でBMXのワールドカップのフォーマットが変わっていく中、第1戦、第2戦の新たな舞台として選ばれたのはパリ郊外のBMXコース。

自転車大国フランスにある世界有数の屋根付きコース

ここは、トラックコースとBMXコースが併設されていて、BMXコースには、屋根が付いています。横殴りの雨は当たるものの、夜のライトも完備されており、どのタイミングでも練習ができる世界に有数の施設の一つ。

競技場の公式URL:http://velodrome-national.com/

僕がトラック競技を始めてから、フランスのBMX選手たちもここのトラックで練習している様子を、SNSでアップしているのを見かけるようになった。

まずは大会前の短期合宿で、BMXの感覚を戻しつつ…

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Photo by 三瓶 将廣

僕たちは3月19日に日本を出発し、ワールドカップ前にアゼルバイジャン・バクーへと向かった。ここは6月初めに世界選手権が行われる会場で、下見を兼ねた事前合宿として2日間の練習を行った。

トラック競技からBMXに戻ってからの8mのスタートヒル(国際規格のスタート台)を使うのは、実に昨年の9月に行ったワールドカップ最終戦ぶりだった。

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Photo by 三瓶 将廣

日本で2月から3月にかけて約1か月の競技の移行期間があったものの、目をつぶってでも走れるほど知っている日本のBMXコースでの練習は、感覚をつなぎ合わせるようなもの。

アゼルバイジャンでの練習は、僕たちだけだったので、ゆっくりとコースに慣れるところから始まった。乗れば乗るほど、感覚が戻ってくる感じはあったものの、戻るではなく、まだまだ上に行く階段が目の前にあるなという感じ。

無事に、短い事前合宿を終えて第1戦のフランスへ。

ワールドカップ参加選手の50%がフランス出身!?

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Photo by 三瓶 将廣

全8戦のスーパークロスワールドカップ。今大会の男子エントリー人数は227人。その中の約半分の選手はフランス人(!?)日本の何倍もの競技人口で、その中でエリートとして参戦できるレベルの人がこれだけいるのか、ということに驚いた。(BMXのワールドカップはトラックと違い、各国の出場ルールに基づき、大会自体に人数規制がない)

そして、227人というのはワールドカップ過去最多のエントリー。といってもトップ選手は今までと変わらない。

初めてのコースでも練習1時間25分で本番、という世界

トラックでは、大会直前に2日ほどの公式練習が各チーム2時間ずつ設けられている。しかしBMXの公式練習は、なんと大会前日の1時間25分だけ。

トラックは、角度の違いや高さの違い、ストレートの長さ、デコボコしているなど路面状況でタイムが変わることもあるけど、基本的に世界共通の250mバンクで見た目が変わらない。でもBMXは、どのコースでもジャンプやコーナーの形状や設計など、すべてが異なる中で公式練習が1時間25分しかない。

競技歴20年でもやっぱり怖いことはある

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Photo by 三瓶 将廣

僕はBMX競技歴20年、しかしワールドカップクラスのコースとなると、初めて挑戦するジャンプはスピード感やジャンプ台の角度など、未知の部分に若干恐怖心を覚えることもある。1時間25分という限られた時間の中で、完璧に仕上げてレースで戦いに行くことを考えると、BMXって特殊だなと思ったりする。

最近では、BMXでも事前に開催コースで練習ができるようになった。数年前までは、この公式練習が初めてで、なかなかレースで戦えるところまで辿り着けない時もあったり…ロードレースに例えると、地図だけ渡されて試走なしでレースする感じかな?笑

BMXのワールド・カップでも表彰台に!

地元フランス人選手のコースを知り尽くした感じには、圧倒される場面もありながら、僕は両日とも1/8決勝で敗退。

1日目に優勝したのは、オランダのニーク・キンマン。決勝では地元選手を抑えて、しかも一番不利とされているアウト8コースからのスタートで優勝。

2日目は、昨年までアメリカで一緒にトレーニングをしていたフランス人選手ジョリス・ドデー。

トラック競技からBMXへの移行は、トラックで身につけたブルドーザー並みの重たいエンジンを、これからゼロヨン並みの高回転なエンジンに近づけていくイメージ。
自分の可能性と、トラックのブノワコーチに教わっている強者のメンタルの持っていき方を活かして、ワールドカップの決勝、表彰台に立てる日を実現させたい。

次回は、僕が選んだ新しい拠点の話で!

と長迫選手からのレポートをお伝えしました。
次のワールドカップは何と5月6日!そして7日、そして13、14日と立て続けに行われる!
この記事の大会以降、第3戦のレースが行われるオランダ・パペンダルに拠点を置きトレーニングを積んできた長迫選手。4月29、30日に参戦したヨーロピアンカップ第5、6戦でも両日ともに決勝進出するなど調子を上げている。その活躍に今後も期待!

ワールドカップ大会予定:
http://www.uci.ch/bmx/ucievents/2017-bmx-uci-bmx-supercross-world-cup/457808117/

大会結果リンク:
http://bmx-results.com/

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