2021年12月10日~13日に実施の『第90回 全日本自転車競技選手権大会トラックレース(エリート・パラサイクリング)』、通称全日本トラック。今大会は東京2020オリンピックが実施された会場でもある『伊豆ベロドローム』が舞台となる。
開催3日目である12月12日には男子オムニアムが実施され、兒島直樹(チームブリヂストンサイクリング)が橋本英也、今村俊介の国際大会で活躍してきた先輩たちを押さえて初優勝を果たした。
オムニアムのルール
4種目を行いその総合成績を競う、オムニアム。
スクラッチ
1種目はスクラッチ。定められた距離を走り着順を競う。
テンポレース
2種目目はテンポレース。男子10km、女子7.5kmで行い、毎周回、フィニッシュラインを1着で通過した選手だけ1ポイントを獲得。
さらに、集団を1周追い抜いた場合は20ポイントが加算され最終的な合計ポイントで順位が決定する。
エリミネーション
3種目目はエリミネーション。2周に1回最後尾の選手が除外されるサバイバルレース。
ポイントレース
そして最後の種目は、男子25km、女子20kmで行われるポイントレース。
それまで3種目で獲得した総合ポイントを持ち点としてスタートし。10周ごとのスプリント周回で、1着に5ポイント、2着に3ポイント、3着に2ポイント、4着に1ポイントが与えられる。レースで得たポイントが持ち点に加算されていき、最終的に総合ポイントが最も高かった選手の勝ちとなる。
エントリー選手一覧
髙橋舜 | 日本大学 |
風間翔眞 | シマノレーシング |
貝原涼太 | 宇都宮ブリッツェン |
北村翔太 | 日本体育大学 |
伊澤将也 | 鹿屋体育大学 |
山本哲央 | チームブリヂストンサイクリング |
近谷涼 | チームブリヂストンサイクリング |
橋本英也 | チームブリヂストンサイクリング |
松田祥位 | EQADS |
孫崎大樹 | Sparkle Oita Racing Team |
徳田優 | チームブリヂストンサイクリング |
谷内健太 | 京都産業大学 |
小池陽斗 | 明治大学 |
岡本勝哉 | 日本大学 |
河野翔輝 | チームブリヂストンサイクリング |
今村駿介 | チームブリヂストンサイクリング |
兒島直樹 | チームブリヂストンサイクリング |
佐藤健 | 日本大学 |
小林右京 | 明治大学 |
古谷田貴斗 | 鹿屋体育大学 |
4種目を走る「オムニアム」は、レースに勝つための「スピード」「持久力」はもちろん、展開を読む「頭脳」も必要な総合力が試される種目だ。
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