準決勝(1/2決勝)
1 | 中野慎詞(Dream Seeker Racing Team) 寺崎浩平(チーム楽天Kドリームス) |
勝者:寺崎 |
2 | 小原佑太(Dream Seeker Racing Team) 新山響平(チームブリヂストンサイクリング) |
勝者:新山 |
1組目
中野が前、寺崎が後ろでスタートした1本目。逃げる中野に最終ストレートで寺崎が並んだが、僅差でフィニッシュ。判定の結果、寺崎が先着となった。
2本目は寺崎が前、中野が後ろでスタート。ゆっくりと牽制し合いながら進み、残り半周からはお互いがスプリント体制へ。このレースも寺崎が逃げ切り勝利となり、決勝進出を決めた。
2組目
1本目は小原が前、新山が後ろでスタート。残り2周から猛烈なスパートをかけた両者。僅差だったが、新山が先着した。
新山が前、小原が後ろで2本目がスタート。逃げる新山に迫った小原だったが、捉えきれずに新山が先着。決勝に進出を果たした。
決勝
寺崎浩平(チーム楽天Kドリームス)と新山響平(チームブリヂストンサイクリング)による頂上決戦。
1本目は寺崎が前、新山が後ろでスタート。残り2周を切ったところで新山が前へ。残り半周から車間を詰め、寺崎が僅差で1本先取。
2本目は前が新山、後ろが寺崎。残り1周を切って、寺崎が仕掛けていく。内側で粘る新山、そして寺崎は距離を開けることなく新山にピッタリと付いていく。3コーナーから並んだ寺崎だったが、最後に新山をかわして、優勝となった。
3-4位決定戦
中野慎詞vs小原佑太、ドリームシーカー同士の戦いとなった。なお発走のサポートをしたのは同じドリームシーカーメンバー(この種目にはエントリーなし)の深谷知広選手。(もちろんプッシュも行いました)
1本目は小原が前、中野が後ろでスタート。ラスト1周で内に行こうとした中野だが、コースを塞がれて前に行けず。仕切り直して外から追い上げた中野が先着、1本先取。
2本目は前に中野、後ろに小原でスタート。残り1周半、小原がバンク上部まで上がると、前にいた中野が一気に加速して、両者の距離が開いてしまう。そして先行体制に入っていた中野が逃げ切って先着し、スプリントでの銅メダルを獲得した。
優勝 寺崎浩平
Q:決勝を振り返って、一言お願いします。
自分の強みを活かして戦えたと思います。調整が足りないとはいえ、予選のタイムは正直全然出ていなかったので残念に感じていました。でも対戦では「走り」も重要なので、そこはしっかり切り替えました。
Q:世界選手権を経験した事の影響は?
雰囲気や、選手の動きを生で観れた事で、学び・吸収出来ました。全日本では、負けられないなと。深谷(知宏)さんも新田(祐大)さんも出場していないですが、勝ちきれたのは自信になりました。もうちょっと基礎的な脚を身に付けなければいけないと思うので、後は練習するだけです。
Q:世界との差は?
純粋にタイム差があります。どれぐらい埋めて行けるかというのが課題ですね。来年は9秒台中盤を出せるような脚力を、しっかり付けていきたいです。
3位 中野慎詞
Q:レースの振り返りをお願いします。
練習のタイムは良くなかったんですけど、楽しんで思い切り走ろうという気持ちで走りました。自分でも、あのタイムには驚いています。養成所でのトレーニングを全力でこなしていく中で、底力が着いたんじゃないかなと思います。スプリントも最後の最後まで踏み切れた事に、成長を感じました。
Q:今後の抱負は?
世界のトップに近づくために、またこれから覚悟を決めて、練習に取り組んで行きたいと思います。