リミッターを外しに
Q:ケイリンの決勝は緊張しましたか?
そこまでではありませんでした。ちょうど良い感じの緊張感でした。敗者復活戦も含めて4本走ったんですけど、やっぱり3本と4本は全然違うなと思いました。まあ1本多く走れたのは、それはそれで良かったかなと思いますが、本数が少ない方が精神面で余裕があります。
Q:決勝戦では、ハリー・ラブレイセンがかなり早いタイミング(残り2周半)から先行しました。
あそこで着いて行ければ良かったかもしれませんが、やっぱり「ちょっと早いな」と思っちゃいましたね。でもそういうことを思う時点で一歩遅れてるので……自分はダッシュがある方ではないので、一瞬で置いて行かれてしまいます。遅れないように構えていれば、まだ良いと思います。そこが失敗でしたね。
Q:でも学びは多かった、ということでしょうか?
はい。決勝までのレースと決勝が違いすぎましたという点が本当に大きな学びでした。スピード感、仕掛けどころ……次元が違いました。上がりタイムがすごく速いわけではないんですけど、本当に違う。何もできずに終わったような感じでした。
Q:雰囲気にのまれた、ということなのでしょうか?
表現が難しいですが、そんな感じです。もう一段上のステージがあるような走りをされましたし、タイム以上の差を感じました。次はリミッターを外していきたいです。
Q:UCIトラックチャンピオンズリーグで、ですね?
はい。外していきます。
Q:では今回、UCIトラックチャンピオンズリーグへの出場は楽しみですか?
楽しみです!決勝以外は3人のスプリント対戦になるらしいので、ちょっと違う感じではあります。でも強い人しかいないので、そこはとても楽しみです。
Q:純粋なスプリントの勝負って、決勝までいかないと無いということですね。違った意味での難しさがありそうですね。
そうですね、絶対勝たないと1対1の場に上がっていけないんで。