世界選手権を振り返って

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リミッターを外しに

Men's Keirin 2nd Round / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, YAMASAKI Kento(JPN)山﨑賢人

Q:ケイリンの決勝は緊張しましたか?

そこまでではありませんでした。ちょうど良い感じの緊張感でした。敗者復活戦も含めて4本走ったんですけど、やっぱり3本と4本は全然違うなと思いました。まあ1本多く走れたのは、それはそれで良かったかなと思いますが、本数が少ない方が精神面で余裕があります。

Q:決勝戦では、ハリー・ラブレイセンがかなり早いタイミング(残り2周半)から先行しました。

あそこで着いて行ければ良かったかもしれませんが、やっぱり「ちょっと早いな」と思っちゃいましたね。でもそういうことを思う時点で一歩遅れてるので……自分はダッシュがある方ではないので、一瞬で置いて行かれてしまいます。遅れないように構えていれば、まだ良いと思います。そこが失敗でしたね。

Men's Keirin Finals 1-6 / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, HELAL Rayan(FRA)ライアン・エラル, YAMASAKI Kento(JPN)山﨑賢人, LAVREYSEN Harrie(NED)ハリー・ラブレイセン, IAKOVLEV Mikhail(RCF)ミクヘイル・イアコフレフ, PAUL Nicholas(TTO)ニコラス・ポール, HOOGLAND Jeffrey(NED)ジェフリー・ホーフラント

Q:でも学びは多かった、ということでしょうか?

はい。決勝までのレースと決勝が違いすぎましたという点が本当に大きな学びでした。スピード感、仕掛けどころ……次元が違いました。上がりタイムがすごく速いわけではないんですけど、本当に違う。何もできずに終わったような感じでした。

Q:雰囲気にのまれた、ということなのでしょうか?

表現が難しいですが、そんな感じです。もう一段上のステージがあるような走りをされましたし、タイム以上の差を感じました。次はリミッターを外していきたいです。

Q:UCIトラックチャンピオンズリーグで、ですね?

はい。外していきます。

Q:では今回、UCIトラックチャンピオンズリーグへの出場は楽しみですか?

楽しみです!決勝以外は3人のスプリント対戦になるらしいので、ちょっと違う感じではあります。でも強い人しかいないので、そこはとても楽しみです。

Q:純粋なスプリントの勝負って、決勝までいかないと無いということですね。違った意味での難しさがありそうですね。

そうですね、絶対勝たないと1対1の場に上がっていけないんで。

マヨルカでの生活

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