2021年10月24日、フランス・ルーベで開催された『2021世界選手権トラック』。大会最終日である同日、女子ケイリンに新たな歴史が刻まれた。

今大会初出場の佐藤水菜が、日本人史上初の女子ケイリン決勝進出を果たし、銀メダルを獲得。日本チームにとって2018年の河端朋之、2019年の新田祐大、2020年の脇本雄太に続き、4年連続となるケイリン種目での準優勝をもたらした。

Women's Keirin Podium / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, SATO Mina(JPN)佐藤水菜

大会最終日に開催された女子ケイリン種目には、計22人の選手が出場。チームスプリント、500mタイムトライアルの2種目において今大会2冠を達成しているリー ソフィー・フリードリッヒ(ドイツ)、東京2020オリンピック金メダリストのシェーン・ブラスペニンクス(オランダ)、同大会銅メダリストのローリン・ジェネスト(カナダ)、フランスの強豪マチルド・グロなど、大きな大会で名を馳せている選手が揃った。

日本からは世界選手権に初出場となる佐藤水菜が参加した。

ケイリン ルール

最大7人の選手が同時にスタートし、トラック6周の先着を競うケイリン。3周目まではペーサーと呼ばれる風除けが選手たちのスピードを上げ、残り3周からスプリント勝負が始まる。

勝ち抜けは大会や出場人数によって異なり、1着のみが勝ち上がる場合もあれば2着、3着までの時もある。 今大会の勝ち上がりは1回戦(2着までが準決勝へ)→(敗者復活戦)→準決勝(3着まで)→決勝/7-12位決定戦へと進む。

ルール動画

1回戦

1/3 Page