フランス・ルーベで開催中の『2021世界選手権トラック』へ出場しているイタリア代表チームが、現地時間22日夜に自転車をほぼ全て盗まれる盗難被害に遭った。被害総額は数千万円に上ると見られる。
「盗まれた!」
投稿、および現地スタッフからの情報によると、宿舎ホテルへ駐車していたチームカーから、選手のためのバイクのほとんどが盗まれたとのこと。
![Men's Team Pursuit Finals / 2021 Track Cycling World Championships, Roubaix, BERTAZZO Liam(ITA)リアム・ベルタッツォ, CONSONNI Simone(ITA)シモーネ・コンソーニ, GANNA Filippo(ITA)フィリポ・ガンナ, MILAN Jonathan(ITA)ジョナサン・ミラン](https://i0.wp.com/morecadence.jp/wp-content/uploads/2021/10/113-20211021-AL101170.jpg?resize=1960%2C1307&ssl=1)
前日に優勝を飾ったバイクも盗まれた模様
これらのバイクはオリンピックのメダリストカラーなど特殊な塗装が施され、多くは選手のためにカスタムされた3Dプリンター製のハンドルバーが装備されている。今回の盗難事件において金銭的な被害よりも、世界選手権の只中で重要な機材を失ってしまった事の方が大きいだろう。
この影響を受けてか、エリア・ビビアーニは大会2日目のポイントレースでは東京オリンピックのオムニアム銀メダルをモチーフにした特別なシルバーのバイクで出場をしていたが、彼にとって本番とも言える大会4日目のオムニアムには通常カラーのバイクでレースを走っている。
ピナレロのアカウントは「これらの自転車がオンラインまたは周辺で販売されているのを見つけた場合は、infobike@pinarello.comに報告をお願いします」と呼びかけている。