アーチボルドが完全優勝を収める
大会初日のスクラッチ、2日目のエリミネーション、どちらも思うような結果を出せずに終えた梶原にとって、今大会最後のレースとなるオムニアム。第1種目スクラッチを12位、テンポレースを22位、エリミネーションを20位として、暫定総合21位で最終種目のポイントレースを迎える形となった。
最終のポイントレースでは積極的な動きを見せ、集団追い抜きを成功させるなどポイントを加算するが、上位に食い込むことは出来ず、最終15位でレースを終えた。
一方、完璧なレース展開で新チャンピオンとなったのはケイティ・アーチボルド(イギリス)。第3種目のエリミネーションでは落車のハプニングもあったが、第1種目~第3種目までを全て1位で走り切った。
最後のポイントレースでは自分にとって危険な場面では常に先手を取り、盤石な走りを見せてタイトルを奪取した。アーチボルドにとっては2017年にこの種目を制してから2回目となるアルカンシェルに袖を通す形となった。
Katie Archibald becomes a double UCI Track World Champion in the Women's Omnium!
2017 ✅
2021 ✅#Roubaix2021 pic.twitter.com/V0OZSOOBZz— UCI Track Cycling (@UCI_Track) October 22, 2021
2位には、最後のポイントレースで8位から大きくジャンプアップを果たしたロッテ・コペツキー(ベルギー)、3位にはエリサ・バルサモ(イタリア)が続いた。
ケイティ・アーチボルド コメント
最初の種目で1着となり、全体のリズムを作れたことが大きかったです。この勝利はとてもうれしいです。エリミネーションの落車で膝を怪我してしまいましたが、関係ありません。まだ大会は続きますし、次はネア・エバンスとペアを組んでマディソンでも優勝を狙います。
梶原悠未 コメント
Q:今大会の結果を受けていかがですか?
しっかりとこの結果を背負いながら、来年に向けて頑張りたいと思います。
Q:こちらから見ても、いつもの梶原選手ではありませんでした。どうしたのでしょう?
様々な原因があるので、それを改善していきたいと思います。日本代表として走っているのに、申し訳ない結果となり、深く反省しています。コーチや母としっかり話し合って、来年に向けて準備していきたいと思います。