8月6日、東京オリンピック自転車トラック競技5日目。3日間にわたって実施された男子スプリントは、この日準決勝と決勝が行われ、オランダのハリー・ラブレイセンが金、同じくオランダのジェフリー・ホーフラントが銀と、2020年の世界選手権の戦いを再現するような1・2フィニッシュを決めた。
スプリントとは
スプリントは1対1の戦い。笛の合図とともに対戦する2人が同時にスタート、トラックを3周して先着を競う。互いに牽制しながらゆっくりと進むレース前半の緊張感。
そして残り1周を切るあたりからフィニッシュラインに向けて始まる白熱のスピードバトル。
静から動へ。歩くほどのスピードから時速70kmを超える限界スピードへとダイナミックに移行する展開が、この種目最大の魅力だ。
参加選手は男女ともに30人。勝ち上がりは予選として助走をつけてスタートする200mタイムトライアルを行い、上位24人が本選に進む。本選は1対1の対決となり、トーナメント方式で最終勝者を決める。
1/2 Page