2021年7月8日〜11日にかけて、ロシアのサンクトペテルブルクにて開催された『UCIトラックネーションズカップ サンクトペテルブルク大会』。

パリオリンピックに向けて本格始動した若手選手や元オリンピックメダリストのベテラン、更には東京オリンピック代表選手などが出場。今年2戦目となる、トラック競技新リーグでの戦いを繰り広げた。

男女共に、ロシアが最多エントリーとなり、ロシアのナショナルチーム&UCIトラックチームが最多メダル数を獲得。

地元ロシアによるメダルラッシュの可能性も/UCIネーションズカップ サンクトペテルブルク大会 プレビュー

本記事では、3日間のレース結果のまとめをお伝えしていく。

男子短距離

チームスプリント

男子チームスプリントは予選→1回戦(上位8チーム)→決勝(上位4チーム)で争われ、計9チームが出場した。予選トップ、1回戦共にロシアAチームがトップタイムをマークし、ストレート勝ちで決勝へ。

決勝はロシアAチーム vs ロシアBチーム。ロシアAチームの2走目が若干失速するも、Bチームの3走目が大幅にペースダウンし、Aチームが逆転優勝。唯一43秒台の43.996をマークした。

3位銅メダル争いはドイツ vs Marathon Tula Cycling teamとなり、これをMarathon Tulaが44.152で制した。

順位 チーム タイム
1位 ロシアA(ダニラ・ブルラコフ/イヴァン・グラディシェフ/ミクヘイル・イアコフレフ) 43.996
2位 ロシアB(キリル・リル/アレクサンダー・シャラポフ/アレクセイ・トカチェフ) 46.447
3位 Marathon – Tula Cycling Team(アレクサンドル・ダブチェンコ/ダニイル・コムコフ/パベル・ロストフ) 44.152

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スプリント

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男子スプリントは23人が出場し、200mFTT予選→1回戦(1/16決勝)→2回戦(1/8決勝)→準々決勝→準決勝→決勝で争われた。

予選トップはミクヘイル・イアコフレフ(ロシア)が9.575をマーク。2位のクエンティン・ラファルグ(フランスが)9.576、ケビン・キンテロ(コロンビア)が9.597と僅差の接戦に。

しかし、タイムだけでは実力を測れないスプリント。決勝は1本も譲らずストレート勝ちしてきたイアコフレフとキンテロの対決に。3本目までもつれ込む接戦となるが、これをキンテロが制して優勝となった。

3位はトム・デラシェ(フランス)が銅メダルを獲得した。

順位 選手
1位 ケビン・キンテロ(コロンビア)
2位 ミクヘイル・イアコフレフ(ロシア)
3位 トム・デラシェ(フランス)

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1kmTT

男子1kmTTは計19人で争われ、予選の上位8人が決勝へと進んだ。予選トップはクエンティン・ラファルグ(フランス)の1:00.346。

決勝はラファルグとマーク・ユルチック(ドイツ)が優勝争いに。ユルチックが決勝トップタイムとなる1:00.552で優勝となった。

ラファルグが2位で銀メダル獲得。3位はアレクサンダー・シャラポフ(ロシア)となった。

順位 選手 タイム
1位 マーク・ユルチック(ドイツ) 1:00.552
2位 クエンティン・ラファルグ(フランス) 1:00.827
3位 アレクサンダー・シャラポフ(ロシア) 1:00.959

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ケイリン

男子ケイリンは計23人、1回戦→敗者復活戦→2回戦→決勝(1-6位決定戦、7-12位決定戦)で争われた。

決勝にはバシリー・レンデル(リトアニア)やワールドカップ優勝歴のあるケビン・キンテロ(コロンビア)、今大会1kmTT王者のマーク・ユルチック(ドイツ)の顔ぶれが揃う。

これを制したのはフランスの伏兵、トム・デラシェ(フランス)。ジュニア、U23とフランス代表として国際大会に出場してきたが、メダル獲得歴は無し。エリートカテゴリーにて初の金メダル獲得となった。

順位 選手
1位 トム・デラシェ(フランス)
2位 バシリー・レンデル(リトアニア)
3位 ヨアヒム・アイラース(ドイツ)

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女子短距離

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