女子オムニアム

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テンポレース

2種目目のテンポレースでは、レース中盤を過ぎたあたりで前日のマディソンでも積極的な動きを見せた渡部春雅(明治大学)が単独で抜け出し、途中のポイントを稼ぐ。

渡部を追う集団も徐々にスピードアップして人数を減らし、4人になったところで渡部を吸収。そのまま最終スプリントになだれこみ、スクラッチレースに引き続き、太郎田が頭を取った。

エリミネーション

毎周回、最後尾の選手が降ろされる3種目目のエリミネーションでも太郎田が強さを見せた。渡部と一騎討ちになった太郎田は、横並びのスプリントを制し、ここでも1着に。

太郎田が118ポイントで首位をキープしたまま、最終種目ポイントレースを迎えた。2位は108ポイントで岩元、106ポイントで同着3位に石田、渡部が迫る。

ポイントレース

太郎田水桜

ポイントレースでは、序盤にいくつかの飛び出しがあったもののすぐに1つの集団に戻り、ポイントがつくスプリント周回で集団でのスプリント勝負が続く。
5回目のスプリント周回を前に石田が抜け出すと、鈴木が追いつき、先頭は2名に。集団は6名で追いかける。その時点では依然として太郎田がポイントリーダーのままだったが、徐々に石田もポイント差を縮めていく。

7回目のポイント周回前、集団から渡部が抜け出し、石田と鈴木への追走をかけると集団はバラバラになった。ポイント周回を過ぎた頃、先頭2名に渡部が追いつき、さらに太郎田と岩元も後ろから合流。先頭集団は5名となった。

9回目の最後のポイント周回をめがけて石田が再びアタックかけると、鈴木が振り落とされ、集団は4名に絞られた。
ラスト1周のラインを越えるタイミングで岩元がダッシュをかけると、そのまま集団から抜け出し、単独先頭でフィニッシュを切った。

集団は、2着石田、3着渡部、4着太郎田の順でフィニッシュ。レース終了後、ポイントはなんと岩元と太郎田が同点となったが、最終着順により、岩元の勝利が決まった。

選手インタビュー

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