選手インタビュー
スプリントに続き、ケイリンでも優勝を決めた寺崎は「素直にうれしいです」と喜びを語る。
今大会で寺崎の加速のかかりの良さは群を抜いていた。
「ちょっと身体が重い感じは正直あったんですけど、予選2回走って、自分が思ってるよりもタイムが出たので、バンクも軽かったですし、意外と思ってるほど状態が悪くなかったのかなと思って、自信持って行きました」と話す。
また、今回は種目が限られた大会ということで、タイムスケジュールもいつもの大会よりはゆったりしていたことで、1回1回しっかり気持ちを切り替えられたと寺崎は話した。
ケイリン決勝では4位となった菊池は反省点と課題点を探る。
「あの並びだったらそうなっちゃうなと思っていたので、もうちょっとうまく走らなきゃいけなかったんですけど、無理やりっていう形になっちゃったので、そこは駄目だったなと。勝負どころを見極めて、仕掛けるところで仕掛けなきゃいけないと思うんで、もっと落ち着いて周りをしっかり見て、勝負所で勝てるようにしたいです。競技の予定は、結構空くと思うので、しっかり次に向けて、普段の競輪とかも含めて練習していきたいです」
今大会で持ち味を出しきることができなかった新山は、「前に菊池と寺崎は並んでいて、早めに前に出ても、合わせられちゃうときついかなと思ったので、本当ギリギリで仕掛けようと思ってたんですけど、その前にやっぱり前も動きますし、展開がうまく作れなかったですね。ちょっと構える形になっちゃったので。それでもしっかり一発力を溜めて出せれば、もっとゴール勝負はできたと思うので、またしっかり鍛えて補っていきたいです」と話す。さらに、新山はメンタルの部分に課題を持った。
「ちょっと最近競輪の方も調子も良くないですし。もう今は良くないと、とことん良くない方に振り切ってしまうような状態なので。もっとメンタル強く持って頑張ります」と前を向く。
男子ケイリン リザルト
1位 寺崎浩平（チーム楽天Kドリームス）
2位 森田一郎（朝日大学）
3位 新山響平（チームブリヂストンサイクリング）
第7回JICF国際トラックカップ・全日本学生選手権オムニアム2日目結果（PDF）
Text & Photo : 滝沢佳奈子（サイクルスポーツ）
