2021年5月18日、『UCIトラックチャンピオンズリーグ』のオンライン発表イベントが行われ、大会の開催日程等が公開された。オンラインやTV放送を主眼に置き、世界ランキング上位者・世界選手権の優勝者など男女計72人が招待制で出場。総額6,600万円の賞金をかけ、リーグ戦形式で争われる。
オンライン配信はフランスとイギリスから中継で行われ、アンバサダーのクリスティーナ・フォーゲル、クリス・ホイやUCI会長ダビデ・ラパルティアンやユーロスポーツ等のメディア関係者、イベントプロモーターらが出席した。
『UCIトラックチャンピオンズリーグ』は、世界的に有名な選手のみが出場をする事が出来、高額な賞金を争う。これは世界中へユーロスポーツとディスカバリーを通じて放送される予定だ。
オリンピックを中心とした4年毎のサイクルを超え、トラック競技の再構築を謳う『UCIトラックチャンピオンズリーグ』は11月6日から12月中旬までの約1ヶ月間に全6戦の日程で開催される。
UCIトラックチャンピオンズリーグ開催日程
第1戦:スペイン・マヨルカ島
2007年にオープンし、2007世界選手権トラックを開催した5200人を収容する多目的スポーツ施設『VelòdromIlles Balears』。
第2戦:フランス・パリ
2015世界選手権トラック、2016ヨーロッパ選手権を開催した『サン=カンタン=イブリーヌ』で開催。2018-19トラックワールドカップ第1戦で脇本雄太が初のケイリン金メダルを獲った場所でもある。2024パリオリンピック会場。
第3戦:リトアニア・パネヴェジース
2008年にオープンした『シドアリーナ』は、バルト三国唯一のオリンピック規格ベロドローム。4,230人を収容し、2012ヨーロッパ選手権が開催された。
第4, 5戦:イギリス・ロンドン
2012ロンドンオリンピックのために建設された『リーバレーベロパーク』は、2016世界選手権トラックも開催された。12月3日が第4戦、翌4日が第5戦と2日間で2戦を連続して開催する。
第6戦:イスラエル・テルアビブ
完成したばかりの『シルバンアダムス国立ベロドローム』は、富豪シルヴァン・アダムスにより資金提供され、イスラエルで自国のチャンピオンを育成するという目的の基に建設された。2022年ジュニア世界選手権が開催予定。