日本代表が世界ランキング上位独占!

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女子スプリント

現代最強女子スプリンターの一人であるリー・ワイジー(香港)が暫定首位。そして日本の小林優香が香港で銀メダルを獲得し、大量ポイント加算で14位→3位へ。

女子ケイリン

安定的な強さを印象づける、リー・ワイジーの暫定首位。2020世界選手権では表彰台を逃したものの、香港ではその強さに変わりは無い事を再認識させられた。しかし、そのリー・ワイジーを破ったのが日本の小林優香であり、12位→2位へ。東京オリンピックでの金メダルは更に現実味を帯びる。

女子オムニアム

世界チャンピオン梶原悠未が暫定首位キープ。香港でも世界トップの実力を見せつけた。

女子エリミネーション

ここでも梶原悠未がランクイン。香港で金メダルの梶原悠未は54位→3位に。オムニアムの第3種目でもあるエリミネーションで存在感の大きさを示す。

女子マディソン

東京オリンピック代表内定であり、香港でも金メダルを獲得した中村妃智&梶原悠未ペアが揃ってランクイン。これまでの暫定首位であったエリサ・バルサも(イタリア)へ僅差で追い抜き29→1位、梶原悠未も58位→3位へ。

貴重な場となった香港

今シーズンのネーションズカップ(旧ワールドカップ)は全3戦。第1戦・イギリスは中止、第3戦・コロンビアも延期が決定。『2021ネーションズカップ』第2戦には欧米勢がコロナ禍の影響で出場出来なかったり、出場を見合わせる国が多かった中で、日本はとてもとても貴重なUCIポイントを大量に獲得した。更に、7月の東京オリンピック前最後の大きな国際大会でもあった。貴重な実戦を好成績で終えた事は、勝利へのイメージを持った状態でオリンピック本番を迎える事へ繋がるだろう。

なおこの後もUCIポイントが加算されるクラス1の大会や、7月にベラルーシではヨーロッパ選手権、他にも各国の国内選手権が控えているため、現在のランキングにはまた変動があるだろう。

トラック競技の強豪国が勢揃いとはいかなかった『2021ネーションズカップ』第2戦・香港である事、UCI公認大会への出場回数がランキングへ反映されやすいという見方もあれど、現在のランキングは彼ら彼女らの実力が世界トップクラスである事の証明だ。

参考:https://www.uci.org/track/rankings