2021年5月13(木)香港で『TISSOT UCIネーションズカップ』第2戦が開幕。初日に行われた男子チームパシュートには、新体制となった日本代表チームが出場。銅メダルを獲得した。

レースレポート

予選

日本代表の男子チームパシュートはメンバーを昨シーズンから替わったが、実質チームブリヂストンサイクリングと呼べる窪木一茂/今村駿介/橋本英也/兒島直樹の4名で臨んだ。

昼に行われた予選には日本、ベルギー、ドイツの3チームが出走。

日本は1番目にスタート。1周目を21秒448で周り、14秒中〜後半のタイムで周回を重ねる。途中若干ペースが乱れる場面もあり、結果は4分1秒587で終えた。

続くデンマークは世界記録保持メンバーとは全く異なる若手選手中心の構成で臨み、4分0秒446。

最終走者のドイツは3分55秒115と唯一の3分台を記録し予選1位通過。

これによりドイツとデンマークが、夜のセッションで行われる金メダル決定戦へ進出。日本は銅メダルが決定した。

男子チームパシュート予選結果

順位 チーム タイム
1 ドイツ 3分55秒115
2 デンマーク 4分0秒446
3 日本 4分1秒587

男子チームパシュート予選結果(PDF)

決勝

銅メダル決定戦でも日本代表チームは出走。予選、第1回戦と同様の布陣で臨んだ。終盤までは順調なペースで周回を重ねたが、残り約2周というタイミングで大幅にペースダウン。4分4秒303のタイムでフィニッシュをした。

金メダル決定戦ではドイツとデンマークが対戦。ドイツが3分52秒429でデンマークへ4秒以上の差をつけ、金メダルを獲得した。

男子チームパシュート決勝結果

順位 チーム タイム
1 ドイツ 3分52秒429
2 デンマーク 3分56秒800
3 日本 4分4秒303

男子チームパシュート決勝結果(PDF)

橋本英也コメント

1-2位決定戦で走る事が今回の目標でもあったので、予選で1秒届かなかったのはすごく悔しい思いでした。3位決定戦ではバラけてしまったので、次への課題が見つかるレースでした。

周りの人たちが強い中で走るのは久々の体験なので、すごく良い刺激をもらっています。レースを開催するにあたり、コロナ対策でバブルを作り感染対策を行えば、しっかりとレースを出来る事が証明できたのではないかなと思います。

今大会はオムニアムでオリンピック前最後のレースになると思うので、やはり金メダルを獲ってオリンピックへの弾みを付けたいなと思っています。