2021年4月25日、伊豆ベロドロームにて「READY STEADY TOKYO」自転車トラック競技のテストイベントが実施された。東京オリンピックを見据えての本番さながらのレースには短距離選手を中心とした日本代表の選手たちが出場。東京オリンピックのトラック競技採用種目のテストが行われた。このテストイベントで行われたのは6種目、その中で混成種目と呼ばれる「オムニアム」で橋本英也が本番に向けてしっかりとアピールし優勝を果たした。
この記事では東京オリンピック向けて、レベルアップをした姿を見せた橋本英也の男子オムニアムについてレポートする。
男子オムニアムに参加したのは東京オリンピック代表内定の橋本英也、リオデジャネイロオリンピックでこの種目の代表だった窪木一茂、先日のアワーレコードで世界トップに近い結果を出した今村駿介、国際大会で数多くのメダルを獲得してきた近谷涼など、チームブリヂストンサイクリングのメンバーを中心とする計16人。
オムニアム ルール
スクラッチ→テンポレース→エリミネーション→ポイントレースの順番に4種目で競う。エリミネーションまでは種目ごとの順位によって決められたポイントが加算されていく。最後のポイントレースでは、3種目終了までに獲得したポイントを持ち点としてスタートし、ポイントを積み重ねていく。最終的に最も獲得ポイントの高い選手が勝ちとなる。
第1種目:スクラッチ
定められた距離を最も早く走った選手の勝ちとなる。
レースレポート
レースは探り探りといった形で淡々と進んでいく。
残り5周を切ると選手たちに緊張感が伴い始め、ペースが上がりながらの位置取りが行われていく。
残り2周を切って橋本がスピードを一気に上げて先頭へ出ると、その後ろには窪木。
2人が後続を大きく離して、橋本、窪木の順でワンツーフィニッシュとなった。
スクラッチレース結果
(1位~5位まで)
1位:橋本英也
2位:窪木一茂
3位:今村駿介
4位:新村穣
5位:近谷涼