五輪代表 vs 若手対決
2021年2月24日〜27日、UCIトラックワールドカップの舞台にもなったニュージーランドのインバーカーギルにて「2021ニュージーランド国内選手権」が開催。
元世界王者を数多く揃える東京オリンピック代表選手団に加え、オリンピック補欠の若手も出場。代表選手に引けを取らない走りを見せ、それぞれが国内タイトル獲得に向けて奮闘した。
今大会はエリート、U19、パラの3カテゴリ開催。本記事はエリートカテゴリの結果まとめをお届けしていく。
短距離編
1kmTT
男子1kmTTは予選無しの一発決勝。
ロードレース/中長距離選手であり、東京オリンピック代表補欠のニコラス・ケルゴゾウが1:00.833で優勝した。ケルゴゾウは2019年の同大会記録保持者(1:00.757)であり、タイムトライアル種目を得意とする選手だ。
2位は1:01.648のジョシュ・スコット、3位は元チームパシュート世界王者/東京オリンピック代表のリーガン・ゴフが1:01.796で銅メダルを獲得した。
順位 | 名前 | タイム |
1位 | ニコラス・ケルゴゾウ | 1:00.833 |
2位 | ジョシュ・スコット | 1:01.648 |
3位 | リーガン・ゴフ | 1:01.796 |
500mTT
女子500mTTは予選無し一発決勝で争われ、シェーン・フルトンが34.239で優勝した。現在20歳のフルトンは後述する女子スプリントでも優勝を飾るなど、今後もチェックしておきたい若手選手だ。
東京オリンピック唯一の女子短距離代表であるエルレス・アンドリュースは34.704で2位に。3位は35.378でオリビア・キング。
順位 | 名前 | タイム |
1位 | シェーン・フルトン | 34.239 |
2位 | エルレス・アンドリュース | 34.704 |
3位 | オリビア・キング | 35.378 |
男子チームスプリント
男子チームスプリントは5チームが出走し、予選→決勝で争われた。
決勝ではWBP(ワイカト、ベイ・オブ・プレンティ地方)対カンタベリー州。第1走から築いたリードを保ったままWBPが45.415で勝利した。
順位 | チーム(名前) | タイム |
1位 | WBP(ジャクソン・オグリー/ジェイデン・フレミング/パトリック・クランシー) | 45.415 |
2位 | カンタベリー州(セバスチャン・リップ/ジョシュ・スコット/ディラン・デイ) | 46.544 |
3位 | ウェリントン州(クリス・ワッツ/ラッセル・ペッパーエル/マイク・トーマス) | 48.100 |
女子チームスプリント
女子チームスプリントは4チームが出場し、予選→決勝で争われた。オリンピック代表エルレス・アンドリュースの所属するWBPを、サウスランド州が50.533で下し優勝した。
順位 | チーム(名前) | タイム |
1位 | サウスランド州(エマ・カミング/ニコル・マーシャル/エミリー・パターソン) | 50.533 |
2位 | WBP(オリビア・キング/エルレス・アンドリュース/ミア・アンダーソン) | 51.870 |
3位 | 複合チーム(リアンノン・ダン/シェーン・フルトン/オリビア・レイ) | 50.278 |