1月10日〜29日、トラック中長距離日本ナショナルチームと、チームブリヂストンサイクリングのメンバーが合同で沖縄合宿を行った。オリンピック、更にその先を見据えてトレーニングを積み、更なる進化を図る。
この合宿へ参加した選手・コーチ・スタッフは全員が出発前にPCR検査での陰性を確認し、更に合宿期間中も週に1度のPCR検査と徹底した感染症対策が行われていた。
集中しながらも、時には笑顔も垣間見えた選手たち。沖縄という土地が選手たちをリラックスさせているかのようだが、この合宿の目的はどこにあるのか?
沖縄合宿記事第2弾は、中長距離ヘッドコーチのクレイグ・グリフィン氏にインタビューを行った。
暖かさとリフレッシュ、そして走り込み
Q:この合宿の目的は?
合宿は19日間。とにかく走り込みをしています。温暖な環境でロードを乗り込み、基礎能力を鍛えることが目的です。環境が良いので、全体としてとても良い合宿になっています。
この時期の伊豆は寒く、10度以下の日が頻繁にあります。そのような環境で合宿を行うより、気温20度の沖縄でトレーニングを行う方が、心身共に良い効果を生みます。
我々は毎日厳しいトレーニングを行っていますが、そこに寒さや雨などが加わると、追い込む覚悟や気持ちを作るのが困難になることもあります。加えて選手たちは伊豆に10ヶ月ほど居続けてるので、精神的なリフレッシュの意味も兼ね、環境を変えたいと思っていました。
世界選手権2020の直前にも、沖縄で合宿を行っています。新型コロナ禍で海外に行けないこともあり、合宿にはピッタリの場所です。
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