ケイリンの登場、新しいトラック競技

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法で禁止されて止むを得ず?マディソンの始まり

UCIトラック世界選手権で1995年に初めて正式種目入りを果たし、オリンピックでは2000年シドニー大会で正式種目に追加されたマディソン。

マディソンの名前の由来は、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデン。

1890年代のマディソン・スクエア・ガーデンでは、1人の選手が6日間トラックを走り続けその走行距離を競う「Sixdayレース」が開催され、人気を博していた。

6日間も走り続ける・・・その身体的・精神的危険性から「1日12時間以上自転車に乗り、競技してはならない」という法律の施行まで招き、Sixdayレースは開催を継続していくために、止むを得ず6日間のレースを2人1組で行うこととなった。これがマディソンの始まりだ。

平均時速55km超えのハイスピードレース「マディソン」が持つ魅力とは

そんな長い歴史のあるマディソンがオリンピック正式種目に加わり、トラック競技のバラエティー性をさらに豊かにした。

出典・参考:FLO BIKESdocsskincareBBC , UCI

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【4/5】オムニアム誕生と発展の裏側/UCI世界選手権・オリンピック史を振り返る