ランキングの意義

選手個人の実力やランキングではなく、国単位のランキングで選ばれているのが現状。

東京オリンピックのケイリン出場枠は30。デグレンデルは現在UCIケイリン個人ランキング11位(4月6日時点)にも関わらず、ケイリンでの出場枠を獲得していない。また、このような問題に直面しているのはデグレンデルだけではない。個人ランキング3位のマルタ・バヨナ(コロンビア)や、他にも8人の選手がランキング上位30位以内ながらも同様の問題で出場枠外となっている。

勝つ事ではなく参加する事が価値の一つ

デグレンデルは規定のルールに従った上で自身がオリンピック出場枠を獲得出来なかった事を認めているが、グリックス氏はこの不公平さに疑問を抱き続けている。

「オリンピックの持つ大きな価値の中の1つに、”選手として参加する事”があると思います。私は、各選手がその機会を平等に与えられるべきだと考えています。私の分析では、デグレンデルのケイリン出場枠が獲得できなかったことに対し、平等な機会が与えられていないと感じます。私たちは常に、資格をより公平なものにする方法を見つけるように努力すべきです。この記事(参考記事)が少しでも役立つことを願っています」

と述べている。

参考記事:The unfair battle of Nicky Degrendele