2月26日、ドイツ・ベルリンで開催の『世界選手権トラック2020』初日、男子チームスプリントでは日本がまさかの予選敗退。一方で優勝したのはオランダ。1日に2度の世界記録更新を果たし、今シーズンこの種目で無敗を誇るオレンジ軍団の強さを改めて示した。
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チームスプリントの勝ち上がり/ルール
予選→1回戦→決勝/3位決定戦という形でレースが進む。チームは3人1組(女子は2人1組)。1列棒状となって進み、1周ごとに先頭が隊列から離れていく。最終的に残った選手のフィニッシュタイムがチームのタイムとなる。
予選
今大会に出場したのは14チーム。その中の上位8チームが1回戦へと進む。日本(雨谷一樹/新田祐大/深谷知広)の3人が全体の7番目にスタートし、43秒416というタイム。オランダは13番目のスタートとなった。
オランダチームは4人のメンバー登録でレースに臨む(ロイ・バンデンバーグ/ハリー・ラブレイセン/ジェフリー・ホーフラント/マティエス・ブフリ)。予選に挑むのはジェフリー・ホーフラント以外の3人。
スタート直後から異次元の速さを見せるオランダチームは、予選で唯一の41秒台となる41秒987を記録して予選通過。世界記録(41秒871:ドイツが2013年に高地で樹立)を7年ぶりに塗り替えるであろう期待が会場内で高まっていく。
イギリスチームはオランダに大きく離され予選2位の42秒471、3位は42秒805でフランスとなった。日本は9位で予選敗退。